瑠霞

揺れる思考
支配されるぼくの頭
過去を埋葬できない限り
ぼくは何度でも沈む
思考の海に
悲しみという
感情の海に
返ってこないメール
閉ざされた連絡路
走りだせない、僕の躯...

暗い暗い部屋
暗く広い部屋
僕の世界
昨日まで
明るく狭かった部屋
僕の世界
光を見失った僕の世界
なげかけられる月の光
床に映る窓の形
昨日までいとおしかった世界...

捨てられた身体
光をうつさなくなった僕の瞳
今僕は、なにをしているの？
俯瞰してんで僕を見る
もう一人の僕
ひとを信じ
ひとにあざむかれ
この身に走る痛みに
心を任せる
悲鳴をあげられないから...

もう何をいっているのか
今の僕にはわからない
数秒前の自分
答えてお願い
なにを考えていたの？
本当に
今も心は鎖でしばられたまま
つよがってみるけどやっぱりだめ
失ったものはもう戻らない
戻ることなんかない...

どうしてこうなってしまったんだろう
何度も自分に問いかける
犯してはならない罪
抱いてはならない想いを
抱えながら
私の瞳は今何色ですか？
貴方を見る私の顔は
貴方を呼ぶ私の声は
いつもとかわりませんか？
この想いいつからだった？...

赤い雲　海に沈む
私の髪と同じ色
思い出すあの人とは正反対の色
地に燃えるリコリスのような
可憐とはかけ離れているけれど
凛とした美しさがあればいい
赤い雲　海に沈む
白は何物にも染まるというけれど
本当ね
真っ白な心は...

嗚呼
辛い事があったんだね?
窓の外、降りやまない雨の中、唇噛みしめ涙を雨粒に溶かしている君をみて思った。
今すぐ君の元へ行ってその冷えた体を抱きしめ温めてあげたい。
目尻に接吻(キス)を1つ落とせばきっと驚いて涙もとまるね。
君は強がりだからまた逃げてしまうのだろうけど
僕はあきらめないよ?
君の...