タグ「オリジナル」のついた投稿作品一覧（67）

諦めた事　後悔
救えなかったと　
些細な事　思い浮かべては消える
全て吐き出せたら
もっと早く楽になれたのかな…？
神に仕えし哀れな人の子
悲しみの海に呑まれ
腐りきったこんな世界なんていらない
「…全て灰に還すまでだ」
嘘偽りだらけ　ガラクタな神なんて...

お気に入りのドレスで着飾って
今宵私は歌う　子守歌
白く透き通る肌に絡まる誘惑
甘い蜜の中溺れる
「ねぇ、私を愛して…」
薄暗い部屋の中　寄り添う二人
絡まる手と手　伝わる熱量
誰にも邪魔させない
「ずっと、一緒にいよう？」
ねぇ、早くちょうだい　その瞳を――...

「どれくらい時が経った？」
どうでもよかった
今日も踊り歌うだけ
…ただそれだけ
不思議可笑しな国の世界さ
だけど、何故か思い出せない
何故此処で演じ続けているの？
ねぇ、どうして私は此処で踊っているの？歌っているの？
パパとママは何処に行っちゃったのかしら…
嫌いな物何一つない...

愛は愛のままで良いのよ…？
人里離れた森の中で一際高く聳え立つ
聞こえてくる　美声を響かせて
一目見たい、と、塔を見上げる若い男に老婆は告げる
「会うのはおよしなさいな。…ただ、聞くだけにしなさい」
錯覚を見せる幻想　恋は盲目
「恋と愛は違うわ…
それすら理解出来ないなんて…あぁ、
なんて可哀そうな...

(あなたの全部知らない私　私の全部奪ったあなた
私の全部知ってるあなた　あなたの全部私は欲しい)
下らないことばかり
言葉の刃で心抉られ崩れる
「もう、戻らない」
あなたのそんな言葉なんか聞きたくなかったの…
二人の赤い糸が解けていく
色褪せていく　消えてゆく
何処かで道を違えてしまったのだろうか？...

どうしてもあの人と一緒に居たくて
存在しない事情　書き続けた
ねえ、どうせ在りもしない　叶わないなら
自分で作ればいい
(季節変われば　巡り続ける。ほら、気が付けば　忘れていた)
バッドエンドもハッピーなのも　お好みのまま　想いのままに
私が描く　私の世界　私が決める　私はアリス
あの子と私　あなた...

白く降り注ぐ光さえ
手からすり抜けてく
月明かりに照らされる涙さえ
救うことすら出来ないの？
変わらないと思った
続けばいい、と、思った。
ただ変わらない日々を
いつまでも辿りたかった
咲き乱れる花ほど
美しいものは無いと...

祈りは届かない　白が黒に染まる
招かれる修道女
「十字架なんてもう、いらない…」
(さあさあ、罪を認めろ。今、裁きを下す時なの。
ここから逃れるなんてもう無理。出来ない。)
…どんなに願っても、後戻り出来ない。
悪魔の囁き　抗うこと許されず
「大丈夫。私があなたを許してあげるわ…？」
…聞コエテルカ...

届かないの　戻れない
混ざり始めた張り裂けそうなこの感情が
ピリオド打つことが出来たなら
ねえ、苦しまずにすむのかな？
ひとしずく零れた
差しだされた刃
振り下ろすなんて、私には出来ない…
一目見たい、と、思っただけ
ナイフ握りしめ、そばにいたの。
王子様どうして？助けたのは私なの、と。...

「ようこそ、水の世界へ」
奇跡は一度だと、思ってた。
蒼く光る神秘の雫
透き通る羽衣纏い
白い指で形なぞれば
羽ばたいていく　青い鳥
翼羽ばたかせ　飛んでいく
空に響けこの歌声　消える時まで
強く吹き出す癒やしの風
奇跡の女神　優しく微笑む...