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行き止まりにあったのは夢を映す巨大スクリーンで
座り込んだ青空シート
渇いた拍手がこだました
ずっと迷子になっていた
あの日から、なんてわからないまま
ジャノメを持って迎えに来てくれる
誰かの顔も思い出せない
姫も王子も宇宙の天使も
知らん顔して居座っている
ちょっぴり離れて背を向けてみたら...途上
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教えて先生、何でも知ってる地球の先生
あの人は今、どこにいますか
あの人は今、何してますか
名前と誕生日と血液型が分かっていれば
先生は教えてくれますか、彼のことを教えてくれますか
足りないものはいつだって
知りたがってから気付いてしまうの
あなたの名前
あなたの苗字
いつ生まれたの...検索ワード
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私が目指してるものって何だろう
漠然とした未来には いつも通りの私が座っていて
変わらない味を飲みながら 世界滅亡の噂話を聞いている
ストールも茶色く傷んだ髪もそのままに
口元と目蓋の動きが少し鈍ったままでいる
傍らの手帳は黒くて
いつかの毎日は引出しの中に きっともう山積みに箱詰めされている
あの...宇宙天使
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素直になった途端に
離れてく足音、もう我慢出来ない
どんなに気取っても
いつだって私は追いかけるだけなの
だから せめてもの仕返し
足あとなんて、残してあげないんだから
朝焼けに釣られて
そっと言葉を吹いてみたの
溜息にしかならない
思いは風に乗れず落ちる...あしあと
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白骨化した怒りが
埋葬されたその土に
花を捧げる少女の
笑った白い顔 果てしない青い空
くすんだ空 息を殺して
アスファルトは黙り込んだまま
隣は他人 右も左も
君だけが浮かんで見える
空気よりも冷たい 君の気配が
僕の首を締め付ける...gray suicide
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ふわふわクリーム 泡立てて
まっしろ 雪色の優しいにおい
カラフルキャンディ ちりばめて
にじいろ 宝石みたいに煌めく
とろけるような 温もりと指絡めて
あなたの胸に抱かれる
目と目 合わせて
はあとの光線 飛ばすの
sucre*
触れる甘い口付け...sucre*
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寒がりが押し付けた窓の外
吸い込む空気に混じる雨の匂い
枯れた眼の先には、僕によく似た
虚ろな顔した 君の青い影
名前を呼ぼうと 息をした
灼けるような痛みに噎せ返る
生きるために必要なものは
僕から言葉を奪っていく
渇いた喉は
掠れた声も出せず...Thirsty Noah