タグ「巡音ルカ」のついた投稿作品一覧（16）

行き交う人に　流される日々
嘘を重ねて　偽り続け
何が真実か　分からぬままに
人生(みち)を彷徨う　空虚な毎日
涙も出ずに　心は乾き
空っぽな胸　何も感じず
何が偽りか　気づかぬままに
人生(みち)を逸れてく　無意味な現実
馬鹿みたいに　愛想笑いしたって
何にもない　感情が壊れてく...

十字路　君との帰り道
「それじゃあ、」　君の唇が動く
「いやだよ。」　だ何て言えなくて
君の背中見送った
放課後　君は笑みを浮かべ
「帰ろう」　君の唇が動く
「そうだね。」　だ何て言えなくて
君の横をすり抜けた
それなのにどうして　さびしげな顔して
あたしの腕つかむの　どうして...

(Are you ready？)
時間が迫りくる　独り暮らしのワンルーム
色違いのマグカップ二つ　粉々に砕いて
貴方に貰った　ダイヤモンドのネックレス
その前の〝カノジョ〟も　同じものをしていたわね
どういうことなの？
Are you ready？
覚悟はできているのかしら　その間抜けは笑顔
Are...

生きるか死ぬかは君次第
逃げてちゃ何も始まらない
世の中悪いことばかりじゃないわ
学校で勉強しているのは
友達とお喋りしているのは
両親と楽しく過ごせるのは
今現在(ここ)に生きてるから
恋人と一緒にいれることは
先生と巡りあえたことは
君とあたしが出逢えたのは...

ベッドの上　震える携帯
ディスプレイには　君の名前
出るかでないか　迷った末に
思い切って　電話を切った
怖かった　君の声を聞くのが
きっと通話も切れなくなる
また甘えてしまいそうで
壊してしまいそうで
愛してるの一言だけじゃ
伝えきれない　この想い...

私に羽は生えないの
飛べない天使の鎮魂歌（レクイエム）
傷だらけの素足で
乾いた地面をそっと蹴る
空羽ばたく仲間を
馬鹿みたいに見上げたりして
血涙（けつるい）が頬を伝い
不意に噛みしめる唇
飛んでる仲間が憎らしい
どうして私だけ飛べないの...

貴方の笑顔が憎らしい
愛してる何て大嘘で
独り蹲る暗闇で
声を押し殺して泣いていた
あの頃の私達は
嘘みたいに笑ってて
叶うはずのない夢に
想いを馳せていた
死に物狂いの恋をした
出会い別れ出会い別れを繰り返し...

私の胸でてんてん弾む
薄桃色の春色小鞠
貴方の姿を見るだけで
私の小鞠はとんとん跳ねる
小鞠が色づく頃
私も貴方に染まってる
次第に私の小鞠は
薄桃色に色付いて
胸が疼く心ときめく
貴方が大好き...

明けない夜の物語
独り暗闇の中で
声を押し殺して泣いてる
あの言葉信じられなくて
何度も頭で繰り返す
愛してるだなんて
容易く言って欲しくない
あたしはその一言
とても傷ついたの
明けない夜の物語...

恋の蕾　花笑んだ
淡く清く　私の心で
愛の蕾　花笑んだ
凛ととしんと　私と心で
私の胸に芽吹いた
愛おしい恋の蕾よ
貴方の胸にも芽吹いてると良いな
そんな事をひとりでに想う
薄桃色の恋の蕾
芽吹いたこと貴方に教えたい...

その花を摘み取らないで
私だけを見ていて
私だけに愛を下さい
周りに遅れて咲いた
一人で咲いた
ある日のアネモネ
アネモネが群れて揺れた
一緒に揺れた
私に風は吹いてこない
その花を摘み取らないで...

何も穢れのない
真っ白な紙
何の汚れもない
真っ白な画用紙
あなたと二人
クレヨン取って
二人の夢を
描いていくの
画用紙二枚
貴方と私で二枚...

「もう、歌が歌えない何て……」
身体貫く電撃
歯から洩れる悲鳴
目から溢れる涙
そして歪む表情（かお）
声が嗄れる
音がかすむ
手を伸ばしても
掴めない音
どうすれば良いの？...

きみとみたゆうぐれは
べにいろに
そまっていて
あのときわたしたちは
さよならと
てをふってた
わかれたくはない
どうして
でもこえが
てをはなさないで...

「普通、紅茶の中の角砂糖はとけるものでしょう？」
甘く　小さく　脆く
いまにも溶けてなくなってしまいそうな
角砂糖を二つ放り投げて
貴方の帰りを待ちます
私の紅茶の中の
角砂糖はなかなか崩れない
ぎゅっと　ずっと　形をとどめて
紅茶の中の角砂糖は
いつになったら溶けて崩れるの...

“I am a doll of the falsehoods...”
そうよ　私はFalse Doll
嘘、偽りの人形なの
だから皆は　私の言う事聞いちゃイケナイの
明日の天気は飴だって
空から飴が降ってくる
明日の飴はまぐろ味
皆は信じて空を見て
飴が降らないかと待っている
ねぇ　なかなか降らない...