ぼのりす

流れ着く裂けた瞬間の梯
幻が乾き剥がれてゆく
救われた傷み握りしめ
寄り添わす胸に語りかけた
幽かな波紋が眩しく色を奏でて
月をひとつに重ねて
朝焼けを縫いを夢幻を醒ます
宿る夜明けの光が
闇を塗り換え 祈る受け継ぐ願い
欠片から孵す様に刻は廻り創める...

悲劇に魅せ掛けて 月が海に降る
煌く灯火が 影兎を映す
弾く音色突き刺して 繋がる道標
天地を翻し 飽和する世界の渦
振り出しが現実を引き摺る
"闇は呻き大地を染める"
行き止まり真実が咎める
"刻を潰し尚風を呼ぶ"
贅沢な言葉だけ散撒く
"眼の奥底の黒を仰ぐ"...

儚い雫が 塞ぐ美を伝い
月に導かれ 覚醒に触れる
不規則な鼓動 息が詰まる程
揺さぶる 痺れる
深く堕とされる
「望ンダセカイ」は 絡み合う先に
数多の疵口 覚醒で埋まる
総ては沈んで 泪を連れ去り
総てが歪んで 輝く今宵の月
捻れた快楽 千切れた約束...

創られた残酷は 鐘の音に浚われて
果てしなく静寂に堕ちてゆく
手離した太陽の 裏側に辿り着く
行先は過ちの檻の中
塗り隠した秘密で
塞がれた瞬間の中
空を沈めて 漂う彼方
解き放つ罪 伝う悪夢の続き
楽園の蜃気楼 覗かせる塊が
裏切りを見透かして擦れ違う...

暗闇が夜を刻む 重ねた影は剥がされ
二つに揺らぐ幻 欠けた泪の在処を告げる
目を開け見る夢は 解いては結び直し
小さな時間の中 綴られる御伽話
冷めた雲が隠した空 風が息を浚ってゆく
傾く針急かす音が 鼓動を刺して乱れる
暗闇が夜を刻む 重ねた影は剥がされ
二つに揺らぐ幻 誘う森の囁き
照らす月灯り...

朝からずっと頭痛い
夜までずっと頭痛い
雨で学校行くの怠い
いつも以上に鬱鬱鬱
湿気多くて過ごしにくい
洗濯物も乾かないし
何時何処から来たの蛞蝓
直に生えるよ黴黴黴
梅雨は嫌 梅雨は嫌
びしょ濡れになっちゃうし...

部屋に飾った夢の欠片
そっと持ち出し歩いて行く
見上げた景色は遠すぎて
見渡す梯子が欲しくなる
大きな地図は空白(しろ)い本の中
小さな足跡(しるし)刻まれてく
金色の翼を 欲しがる背中は
虹色に芽吹いた 翅が煌く
夢を描いた光の先
ひとつ飛ばしで昇って行く...

右も左も分からない
右と左が判らない
挙句自分がワカラナイ
それは考え過ぎ？
深呼吸したら幸せの匂い
見失う前に探しに行きましょう
浮き上がる胸のリズム 弾ませて七色
翔けだしてく 夢のカケラ
誰にも止められない
ため息つくその前に 最高のスマイル...

深ク 鎮ム 願イ
蒼ノ中ヘ…
遠ク 浮カブ 想イ
白ノ中ヘ…