ブックマークした作品
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ココロ・キセキ ~ある孤独な科学者の話~
発想元・歌詞引用:トラボルタP様・ジュンP様 『ココロ・キセキ』
……一度目の奇跡は
きみが生まれたこと
二度目の奇跡は
君と過ごした時間……
『ココロ・キセキ ~ある孤独な科学者の話~』
「初瀬 鈴(はつせ りん)です。よろしくお願いします」
レンこと鏡音...『ココロ・キセキ』-ある孤独な科学者のはなしー [1]
wanita
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※レンリン、カイミク要素あり
※高校生設定
「つまりはチェリーボーイ?」
――神様、神様。
くったくないカオして、いちごみるくをすする目の前のこの男。
ぶん殴っても、いいですか?
*** LOVE IS BLIND! ***
「だってそーいうことだろ?」
「意味ちげーよっつか、おまえマジいっぺん黙れ...LOVE IS BLIND!
Riria
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「ふたりでひとつ」なんて言葉を信じられなくなったのはいつだっただろう。
「ねえ」
「うん?」
「そこってどんな感じ?」
「…入ってみればわかるけど」
「それはやだ」
会話は、鏡越しにひそやかに交わされる。
「っていうか、そこって入れるの?」
「二人一度には無理。居場所の交換なら可能かも」
「とか言っ...もしもし、あなたはなんですか
翔破
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手紙が来ないと言う事を理由に、私は彼を忘れることにした。手紙をすべて処分して、彼が居たと言う痕跡を全て、徹底的に処分した。残ったのは記憶の中の彼だけであった。胸の奥が空っぽになったようで、でも不思議な重さがあった。深夜になっても眠気はやってこない。それでも電気を消して、布団に潜り込んだら、涙が止ま...
心よ枯れろ
product16
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「――雨?」
放課後、帰り道。
降水確率40%という微妙な天気予報は、どうやら当たりだったらしい。
ポツポツと、コンクリートの地面に黒いシミが増えていく。
「――テト」
名前を呼ばれてはっと視線を上げれば、そこには――当然みたいに傘を開き、
それをわたしに傾けているテッドの姿があった。
「...ビター・チョコレート(自給自足カップル)
錫果
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彼女の家へ行く途中の曲がり角で彼女の足首を拾った
そのすぐ先の家の生け垣には彼女の右腕が引っ掛かっていた
足元の「止まれ」の「ま」の丸の中には彼女の左目が落ちているし
ひめりんごの枝になっている小さな実の隣には彼女の小腸がぶらさがっている
からっぽのランチボックスの中に彼女を拾い集めながら彼女の家へ...新茶の季節に
時田
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「古川ぁ。一緒に帰ろー」
軽音部の練習がない日、たいていミクは俺を廊下で捕まえる。
チャリ通の俺は、電車通学のミクの足みたいなものだ。
駅までの道を少しだけ遠回りすると、緑の茂った公園がある。
俺たちはここで他愛もないことを一通り喋ってから帰るのが決まりみたいになっていた。
「お姉ちゃん、ナベに振ら...Alice(古川P)
壱號 ‐いちこ‐