ブックマークした作品
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青空映し見ず
水面連れ添う独り
衣擦れの音だけ
遠く待ち惚けてる
水掻の跡
懐かし火傷あと
恋しくて呼び合った
真夏の形見
現は覚えて
揺れては忘れて...ザネリさんの曲「ビロウド」へ。
cika145
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舞う花の薫りを
今も覚えてますか
永久(とこしえ)を求めて
深緑しずみゆく
私には似合わないと笑いつつ
苔むす境内を見つめていた君
どうして春風は
こうも懐かしい
頬をなでたのは
後朝の咏(きぬぎぬのうた)...天鵞絨
蒼月まりか
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流れる風の間に手茉莉歌が聞こえる
寂し気な旋律 貴方を待つ天鵞絨
言葉には魂が宿ると云う
人を愛せば其れだけの繕いを
此岸を前に提灯を翳して
川を渡れば想いは捨てて
流れる風の間に手茉莉歌が聞こえる
寂し気な旋律 貴方を待つ天鵞絨
還らずに魂が彷徨う夜
人を愛した愚かなる物ノ怪よ...ビロウド (天鵞絨)
靴屋 結
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天鵞絨
はらはら舞い落ちる
木の葉 ただ 見つめてた
さざめくせせらぎよ
祈る声を 届けて
ああ 幼い日に 笹の舟を流す
小さな手を取り 笑う君よいずこへ
ああ ああ…
ゆらゆら ゆらめいた
蛍火に 誘われて...天鵞絨
みり
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1A
草はら渡る 風の口笛が
誰も訪れぬ 部屋に響いてく
1B
そこにあった日々よ
1サビ
割れてしまったコップ
打ち捨てられて
カーテン揺れたのは
かつての人影...Ruins
ハヤシアキラ