流れる風の間に手茉莉歌が聞こえる
寂し気な旋律 貴方を待つ天鵞絨


言葉には魂が宿ると云う
人を愛せば其れだけの繕いを

此岸を前に提灯を翳して
川を渡れば想いは捨てて

流れる風の間に手茉莉歌が聞こえる
寂し気な旋律 貴方を待つ天鵞絨


還らずに魂が彷徨う夜
人を愛した愚かなる物ノ怪よ

彼岸を背負い 恨みを手に提げて
川を渡れば愛を知ったのか

流れる風の間に手茉莉歌が聞こえる
寂し気な旋律 貴方を待つ天鵞絨


流れる時の間に手茉莉歌が途絶える
怪し気な新緑 貴方に似た天鵞絨


還りを待つ物の怪
舟は居ないのに


流れる風の間に手茉莉歌が聞こえて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ビロウド (天鵞絨)

貴方を愛したが故に、
彼岸へ還れなくなりました。

そんな物ノ怪が歌う手茉莉歌。

ザネリさんの歌詞募集に書かせて頂きました。

もう舟は居ないのに

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投稿日:2018/03/02 22:22:31

文字数:283文字

カテゴリ:歌詞

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