ブックマークした作品
-
Act1 鏡音レン
一階にあるリヴィングから、三階にある自室に戻ろうとした鏡音レンは、途中の二階で、とある部屋の前に立つカイトを見つけた。
そこは『カオスの部屋(悪い男3番外編「カオスの部屋」参照)』と呼ばれる、この家最大の謎の部屋だった。
真剣な顔で扉を見つめるカイト。
いつもは穏やか...V3の前日
聖 京
-
甘い香りが漂っていた。
レンはテーブルの上にドンと置かれた大きな円いパウンドケーキをじっと眺めてから、次にそれを置いた人物を見上げた。
「…どうしたの、メイコ姉」
「バナナケーキ焼いたの。レン好きでしょ」
「…うん」
「たくさん食べてね」
時刻は午後3時半。世間でいうおやつタイム。ここにリンがいれば...【レンメイ】 兄の恋人 【カイメイ】
ねこかん
-
「…メイコ…愛してる」
汗が顎を伝い、彼女の白い肌に落ちた。
応えるように頷くメイコ自身も、火照った身体に玉のような汗を散らしている。
本能と欲望と愛情をすべて綯い交ぜにして、ただ無心で求め合うだけのこの行為。
今までもこれからも、メイコのこんな姿を見られるのはオレだけだ。
頬に当てたオレの手に彼女...【メイコ生誕祭】この戦争に勝者はいない【カイメイ】
ねこかん