ブックマークした作品
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笑い出した口だけの花
私は火で炙った
かけがえのないものは
きっと放置でも「灰」
見下した両目が歪む
私は鼻で笑った
昨日死にたいといった
あの子のスカート追おう
ヒラヒラリ ヒラヒラリ
スキップがとってもお上手...「赤」染める「白」染まる
味噌
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白いラムネが大好きなのです
赤いワンピースが好きなのです
この町は灰色
この国は真っ黒
汚いところに生まれたもんねぇ…えぇ
白いラムネが大好きなのです
また昨日も飛んだのです
その中は真っ白!
その中は真っ白?
死んだらそれと同じ世界なのねぇ…ねぇ...白い粒
味噌
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しばらくして、俺は黙ってランプを消した。
ミクは依然として俺の隣に座っている。
何も言わずにミクにタオルケットをかけてやると、ミクは嬉しそうな顔をして俺の肩に身体を預けた。
「マスター、覚えてますか?」
「……………何をだ」
「昔、マスターが今日みたいにすごく取り乱したことがありましたよね」
「……...ブラック★ロックシューター【下】
ゆっきー
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「はい」
彼女は、頷いた。
溢れる涙を拭おうともせずに。
「やっと、会えました」
顔をくしゃくしゃにして泣きながら。
それでも、たしかに笑いながら。
彼女は言葉を紡いだ。
いつの間にか、手に装備していた馬鹿デカイガトリング砲も消えている。
「………なんていうか、久しぶり」
「本当に、お久しぶりです」...ブラック★ロックシューター【中】
ゆっきー
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「フィールド展開します。展開完了しました。探索を開始します。探索を完了しました。結果を報告します。生き残った人間はゼロです」
瓦礫と廃墟しかない街の中心。
恐らく、昔は立派な噴水があったであろう場所で発動した『siguma.ver2』の報告を受けて、俺は深い溜息を吐いた。
人が皆殺しにされた街は、俺...ブラック★ロックシューター【上】
ゆっきー