ブックマークした作品
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まぼろしで飾った
スカートを揺らして
ゆらり昼下がり
町外れのロマンス
目の前で零れた
花の名を教えて
止めた足音に
ときめきを乗せてみたから
からり落ちていくの
ゆるり夢を見たい...春天
ziu
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やさしいあなたを
やさしいまま覚えて
泣いてしまう夜を
恋と呼んだなら
オリオンに焦がれて
白々と星はわらう
いい子だからと離した
この手が寂しくて
いつだっていつまでも
あなたで傷ついていたい...天文学
ziu
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空が瞬くとき それは勇気とか
ひと欠片の希望 ぼくらに見せる
遠い君の居場所さえ ほら 繋がる
星の海に 煌めく波
その向こうに届くように
今もここに 誰かの声
晴れた夜の 淡くて儚い奇跡
未定
造船所
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花びらが落ちたら
一つずつ重ねて
そうしたらきみに贈りたくて
ありきたりな台詞ね
口づけを隠した
あの花を教えて
控えめに指を絡めるから
可愛い人と言って
ふわりと薫る春の色を数えた
瞬きの合間も見つめて...春色シェリー
ziu