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空がたそがれる方へ 君と幾度となく走った
追い抜いて 追い越されて 寒さも置き去りにしてさ
色の落ちた送電塔も 死んでからずいぶん経つね
夕風が流れるときに 君のスカートが描いた輪郭線
いつか消えてなくなるくらいなら
せめて今は繋ぎとめたい
「綺麗だね」って互いに交わした
嘘か本当か分からぬまま
ス...TWLGHT/BRZ
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また転んで 涙濡らして
上手くいかない生活を嫌って
人を僻んで 光を妬んで
そんなしょうもない自分に落ち込んで
スマホに流れる 知った風な言葉に
黙ってキレている
とてつもないスピードで
コンテンツの幕が閉じていく
僕らこんなくだらない暮らしで
何かを生んで 何か失くして...こんな世界でも「大丈夫」って言い続けるんだ
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あまねく空に浮かぶ 月が示す
合図さえも届かない場所で
アルコールが強く匂い立つ 人熱れを
かき分けて 鮮やかになっていく
きらめいた光が
きらめいた光が いま
僕を躍らせた
僕を躍らせたから
何者でもなくなる場所
ただそこにリズムがあるだけ...Someone, Something
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過ぎてゆく日常 ふとしたとき
ビビッと思い出す 前のミスを
不意に開いた LINEの友達の欄にいた
縁切ったやつのアイコン見て
モヤッとなった晴れ渡る午後
「もしもあの時 もう一度やり直せたなら」?
今ここにいる僕は一体何なんだ
失ったものよりも多い数
新しく会う誰かに言ってもらうから
「サンキュー...フライハイヤー
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スキキライメモリーズ
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誰もそれに触れない 見ることもできない
不確かなものが集まった 形のない世界
君が手掛けたそのストーリー 深く読み込んでは
厚い辞典と往復して 首をかしげる日々だ
いつも君が繰り返し唱える
摩訶不思議な呪文
思いがけず気になってしまうんだよ
「スキ」な食べ物って何だろう?考えたことない
「スキ」な音...スキキライメモリーズ
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何回でも噛んでも ビンジに
またビンジに囚われて終い
姿かたちを隠す生き物に
いつも踏み荒される胸の内
とどめを刺せないから ほら
もっと もっと 苦しむのさ
テーブルの上に並ぶ料理は
そいつの肉で出来たものでした
いつものセリフ唱えていく
ぎゅっと ぎゅっと 口に詰める...ビンジーニ
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窓の外の景色を見ながら
物思いに耽る君を覗き込む
年月が経つのはあっという間で
それでも垣間見える いつもの癖
緩むことない速度 変わってゆく形
空いた穴もいつか 満たされるでしょう
その現在が幸せだったら
私は忘れ去られても構わない
この歌が届かないとしても
私は旅立つ君の未来に ただ祈る...祈り(あるいは抒情詩)
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ビンジーニ
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とても息苦しくて
凍えそうな銀世界にひとつ
赤い炎が 鈍くゆらゆらと揺れる
その姿が愛おしくて
そっと包みたくなった
青白く輝く 祝福をあげるよ
宵闇の中で 印となるように
ここが地獄でも構わない 私は
貴く美しい愛を謳う
さあ 手を取って...地獄にて
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忘れたくない大事な思い出
その実は儚い薄氷みたいで
生活の最中 融けてしまっても
血肉になっていくのを感じた
Good Morning
僕の新しい世界
昨日までの悲しい出来事も
少し残っちゃいるけどさ
確かな気持ちで 日常を
僕の肩に提げた...グッドモーニング
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劇場には ぽつねんと僕ひとり
ポップコーンもジュースも必要はない
中島らも原作の映画の再上映
退屈なまま観てた
午後二時を駆ける
秒刻みの針より遅く 街を歩いていく
言葉を口に出すのも憚られる
空気に嫌気が差す
桜が咲いて 風が吹いて
昨日の水たまりが 僕をあおりで写した...デモソング
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ダンスホール独りで乗っ取って
スパンコールっぽい埃舞って
声色作って 汚い壇上へ
煙幕なんて振り払って
軋む床上蹴って 掴む手
君を失わないよう離さないから
さあ幕開け
「ビビデバビデブー」
唱えた想い出は閉ざしたまま
道照らしてくれる 灯りもない...シアター
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静寂の中 凍りついたまま
徒に経つ時間
熟しすぎた約束はもう
果たせないだろうか
そんなボンクラ 馬鹿の傀儡
なんかならないわ
箍の裏 詰まった願いを
今さらけ出そうか
ラッタッタッパラパッパッ
パブリックな歌うたいも楽じゃないな...絶唱
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太陽と月の背を 夢中で追いかけた
目も眩むほど 速く過ぎ去っていく
この針が刻んでいるのはなんだろう
まだ始まって間もない旅
目の前に光 灯ったら
確かなテンポで かけがえのない
探し物を見つけよう
繊細な一本道を進んでいく
いつか振り返ったら
とてもたくさんの幸せで...クロックワイズ
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クロックワイズ