りっな

太陽のない空を照らすように
ずっと笑ってたい
目覚ましが鳴る朝に起こされ
重たいまぶたと窓開けば
頑張ろうかとぽかぽか陽気
野良猫もあくびをする
だけど君はまだ
悩んだ暗い顔をして
夜に立ち止まる
カーテン下の隙間から 覗く空...

三年二組 落書きの机
隠された靴 冷えたリノリウム
哀れみと嘲笑 空耳も混ざり合う
消えたいなんて 消えそうな声が漏れる
泣いたら負けだと
何の勝負 別に勝ちたくもない
今日もまたこんな息苦しいセカイで
ひたすらに僕はただ耐えてた
帰り道うつむき濡れるアスファルト
いつまでも立ち止まり伸びてく影法師...

バッターボックスで ぐっと構えてる
君は輝いてたよ
ずっと胸に忘れないよ
泣くな私のヒーロー
１コ上の先輩で
ちょっと？かなり？頼りない
確かそんなだった
初めましての日のイメージ
きっかけはなんだったっけ
ペットボトルのキャップかな...

向日葵が今年も
もう僕の背を越したよ
日焼け止めを忘れたと
いつもは塗らないくせして
色気付くのもいいけれど
寝癖はそのままでいいの
国道から脇道へ
目指すは二人の秘密基地
自転車ツール・ド・田舎道
結果はお決まりの二着...

交差点の真ん中で
僕は羊と戯れる
クラクションの目覚ましも
僕には聞こえない
大人達が夢を見た
僕の未来に夢を見た
好き勝手な夢を見た
起きたまんまで夢を見た
一番なんか興味ない
でも優しい目をして睨むから...

ドアを開ければ濡れ鼠
「いつもごめんね」なんて
アイツと喧嘩したんだ
君の涙を指ですくった
幼い時に言えた台詞が
いつからか胸の奥かくれんぼ
止まない雨がないように
降らない雨もないんだよ
でもね そのたびに僕が
ぎゅってしてあげるよ...

あの冬の日繋いだこの手のひら
行き場なくして さ迷う
自分の右手と自分の左手
繋いでもどうして冷たいまま
もういいかな まだだめだよと
思い出の中にかくれんぼ
はらりひらり舞い散る白雪が
一人きりの 今年も積もるのに
遠く遠くあなたの温もりが
寒いねって この手を伸ばしても ないの...

【A】
降り積もる雪を赤が溶かす
涙の代わりに体で泣いたの
人いきれは冷たくて
雪の毛布は温かい
【S】
今、会いに行くよ 会いに行くよ
最初で最後の我が儘を
あなたは許してくれますか
【A】...

十月八日えっと水曜日でした
そうそれはよく晴れた日の午後
好きと言うのはなんか負け
そんな気がしちゃうんだ
遅ーよだなんてそう
振り向いて笑うアイツに
歩くペースが早すぎるんだバカ
ごめんねと頭撫でて なかったみたいに
いつもいつもそうやってさずるいことするんだ
大事なとこだけごまかしてさ...

壊れた時計は０(じゅうに)時を指したまま
解けない魔法は何度目の朝
掴んだその手を頑張ってと離した
あの日の朝へと帰れませんか
強く強く降る雨が頬を叩くけど
もう夢じゃないことは分かってる
ずっとずっと変わらないそう思ってた
隣でいつも笑い合えると
歌い踊ってる
派手に輝くステージ...

【A】
ただ涙拭うしか出来ずにいたんだ
泣き叫ぶ人を見てることすら
着飾ったお人形 その通りだわ
華奢(きゃしゃ)な体 輝くティアラ
【B】
神様がいないのならば
悪魔でも構わない
全てあげるわ だから力を貸して
強く強く強くなりたい...

【A1】
きらきら輝く未来地図
破るのはどうして悲しいよ
明日に中指立てて泣く
これ以上もう頑張れないよ
【B1】
押しつけられた誰かの夢
頑張れなんてさ 無責任だね
ごめんね だから
【S1】...

papaya(パパヤ) 甘い誘惑
誰も知らない物語は
papaya 触れた唇
それが始まり
どこまでも行けるよ
そんな気がした あの日
自転車二人乗り
幼い逃避行
夜空をなぞる指
二人で結ぶ星...

無理に笑わないで
きっと もっと つらくなるよ
誰もほら見ていないよ
ぎゅっと目をボクも閉じた
不意に触れ合ったキスを
怒ったっていいんだよ
涙を拭くのはボクも出来るよ
「そんなことしか出来ないの」
お姉さんぶってバカにしてくる
いつものキミでいてほしいな...

【A】
月のない夜に見つめ合う二人は
幼き日 永遠(とわ)を誓った仲
「お前の正義じゃ誰も救えない」と
飛び出した日から早幾年(はやいくとせ)
【B】
そんな言葉残し 去って行ったくせして
昔泣いた後の顔をしないで
【サビ】
唐草(からくさ)と罪 背負うのは何故...

【A】
お昼ご飯お弁当箱開けて
友達が笑う「ババくさい」と
【B】
「それ何」と勝手に 奪って
「うまいじゃん」と笑ってる
アイツは卑怯だ
【C】
芽生えた恋心どうしたらいいのと
分からず しまった 今はぬか床...