恵紀の投稿作品一覧

ah　零れてく　思い　言葉　置き去りにしたまま
白い息　曇る視界　ただ眺めた
落ちて積もる　粉砂糖
あれがもしも甘かったなら
いずれ消えるなんてこと
うまく忘れられたのに
朝日昇れば　溶ける雪細工
触れる前に　夢よ覚めないで
ah　沈んでく　重い言葉　捨てれたらいいのに
黒い空　滲む視界　また拭(ぬ...

ぬるい空気　知り合いの声
揺れる座席　震えるケータイ
私どこへ向かっているの？
胸を押さえ「酔ったんでしょう」
次はどこかなんて聞きたくもないの
路線図に描かれた選択肢
こんな道ごめんよ　降りるわ　なんて
思いつつ誰かに押してもらうの
いつもの声が無機質に告げる
赤いランプ点(と)もり　次、止まりま...

ゴメンね　今週も会えないや
予定がぎゅうぎゅうに詰まってて
そうだね　今月に一回は
貴方と一日を過ごしたい
溜め息は貴方のせいじゃない
贅沢な私のせいなんです
寂しくなんかないよ　だって
メールも電話もあるんだし
寂しくなんかないよ　だって
揃いの指輪もあるんだし...

いつもと同じホーム　ドアの外に降り立った
ダイヤの乱れだとか　アナウンスに舌打ち
私がもし鳥なら　そんなこと気にもしない
どこへだって羽ばたき　さよならって笑うの
どうせ仮定の話だけどね
翼が欲しいと願ったの　敷かれた線路は要らないわ
強がって叩き付けたけど
あの駅からその駅までの　距離すら遠ざかる...

Send my words
僕ならここだよ　呟いた言葉
届けられるかな？　こんな僕でも
（I want to send my words　I want to send to you
I think about only you everytime
I want to send my words　I ...

誰か　好きという感情を教えてください
作り物じみた世界　壊れる前に
淡い　昔の記憶　裂けて　崩れてゆく
あれが　恋だったのか　どれも　ピンとこない
臆病？　そんなわけないじゃない
達観　人はいずれ別れる
厭世　もう放っておいてよ
ここも　どこも　逃げ込んだ先
誰か　好きという感情を　教えてください
...

落ちないで　これ以上
踏み出す　一歩
もう一度　空の上に　飛び上がれたら
もう二度と　地上(こっち)には　戻れない気がして
どこから来たの　どこへ行くの
ありきたりな命題
ねえ　それが解けた時
魔法も解けちゃう　気がするんだ
ボクは　確かに支えを　この両足を貰った
落ちないで　これ以上...

　ねえ　君は気付いてるかい
　君の周りに広がる世界
　上ばかり見上げてるから
　気付かずに　もがいてるんだろ
　足下に広がる世界
　いつの間に　忘れてたのか
「掴み取るんだ」　手を伸ばして
　疲れきるほどの　無理をする気かい
　ほら　伸びゆく影は　君を映して　受け止めてくれるだろ
　ほら　擦り切れた...

「デンジゲン」
【L】＝レン　【R】＝リン　【双】＝ハモリ
【L】夜の窓　映る自分　確かにそこにある影
僕じゃない　君は誰？　【R】あなたこそ誰なのよ
【R】ガラス越し　触れる指　ただ冷たい感触と
夢じゃない　君の声　【L】どこから来て　【R】どこへ行くのと
【双】終わらない　【L】二重螺旋
【双】...

「アンチインテリ症候群」
頭が良いねと褒められたって
勉強を教えてあげれたって
どうすれば距離を縮められるか
そんなことすら分かりやしない
使い込んだ参考書を開く
単語帳はまた買い足しとこう
まだ検討中の文庫本は
『意中の人の心を掴め』と
賢いフリをしてしまうたびに...

「３６０°」
代わりばえのしない道のり
いつもと同じよな足取り
目的地が見えてても　まだ
いつまでも続くような　錯覚
どこかに辿り着ける気がしないんだ
どこかで僕が立ちすくんでるんだ
僕の感じられる　世界は
ほんの　３６０°
くるり　一周してしまえば...

「タイムリミット」
永遠なんて　そんな幻想
誰も信じては　いない
いつかは必ず終わりが見えるのに
僕には聞こえる　鎖の朽ちる音
知ってる？　どんな夢もいつかは醒める
時間が　この世界が　壊れる前に
繰り返す夢
僕の指に鎖
無慈悲な秒針と　タイムリミット...

「未送信メール」
宛先だけの　未送信メール
浮かんでは　消えていく　伝えたい　想い　言葉
毎日会ってた頃　メアドは聞いていなかった
きっと　仲良くなりすぎるのが　怖かったのかもね
『友達として』　その関係が固まるのが
宛先だけの　未送信メール
いつまでも　埋まらない　本文の　想い　言葉
私は君を　ど...