櫻糀あめ

（バイバイ大会）
言いがかりじみた僕と君の
たった一晩を済ましてしまって
口を結んで開いて噤んでは
全てを置いて行くだろう
投げつけあった言葉はもう
目も当てられないほど醜いのに
さよならばっかり綺麗に言おうと
するからだめなのさ　やっぱ
ドラマチックに出会った時から...

いつ出すのいつ出すのアイデンティティ
隠してるままじゃもったいないぜ
いつ出すのいつ出すのアイデンティティ
まあ それもかっこいいか
いいと思うよ それすっごく
あーそうだななんだかどっかの民謡みたいでさ
いいと思うよ それすっごく
そう大流行しそうだよ ２０年前とかなら
（E間Gのリズ...

世界を変えるためにナイフなんか
握りたくはないが
そんなの置いといてもまあ
大嫌いな君の血は見たいよな
世界の平和を歌うのはいつも
目を真っ赤に腫らして
自由形の正しさを背負って
戦うただの善人
それに比べて君は僕はどうだい
善も悪もないこの際に立って...

拝啓 僕は僕なりの正義で
夜を迎えるのです
そしていつかはいつかはやさしい世界の
脇道を歩くんだ
背景透過 君だけがなんだか
素敵に見えるようだ
だけど僕には僕には のろまな僕には
ぼろくずには分からない
君は言う
「のろい己をどうか憎まないで...

無音の世界で僕ら
有機物を探して旅をした
歪んだこのレンズじゃ
もう前も後ろも見えないようだ
ああ とうにひび割れた秩序ばかりが脳をよぎる
あんな息苦しい正しさが
嫌な話をしようか
この先 君に待っているものは
好きなことだけしようや
代償なんてあるはずもないさ...