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●白薔薇の蓋を開けば 旋律は流れ出し
鏡張りの舞台の上 踊る少女微笑む
○目眩く時間(とき)は過ぎて 鍵の音静寂に響く
閉ざされた箱で私 あなただけ想う
○甘い 夢を 見せて あげる
○煌びやかな小箱の中 旋律に包まれて
たった一人だけを見つめ 踊る私はdoll
○金糸の髪 翡翠の目 雪より白...

DOLL

レシア

レシア

魅月 祐さまの曲 http://piapro.jp/t/QfmN に歌詞を付けさせていただきました。
オルゴールのような音色の可愛い感じの曲だったので、その雰囲気のままでも良いかとも思ったのですが、少し恐ろしさというか対極のものを入れた方が映えるように思えたので「可愛らしさの中の毒」をコンセプトに作詞してみました。

途中までオルゴールの歌に見せかけた、中世ヨーロッパ風世界で織りなされるインセストの歌です。リンレンを双子あるいは兄妹に見立てて書きました。イメージとしては「閉鎖空間の中で繰り広げられるおぞましくも美しい宴」。
オルゴールと城館を箱(箱庭)という点でかけたつもりでした。
他の表現も同じようにダブルミーニングを意識してがんばったつもり。
最後まで聴いたあとにもう一度最初から聴き直してみると印象が違う、そんな歌を作りたかったんです。

英単語の「doll」には「人形」から転じて「美しいが愚かな女」の意味もあるので、ミスディレクションを狙うと同時に、それを演じて欲しかったものを手に入れた少女、という意味も込めてみました。

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