【VOCALOID昔話】 飴買い幽霊の子守唄
語り:鏡音リン 飴屋:鏡音レン 幽霊:初音ミク 赤子:鏡音リン による昔話朗読。
ChiffonJenaさんによる挿絵付きのコラボ作品は↓こちら。(字幕付き)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3803030
色々コメントを頂きましたので、簡単なFAQを作ってみました。
Q.これはどこの話?
A. 各地の話を元に、どこの話とは決めず創作しました。『飴屋が唄を聞き、唄を追い、唄い継ぐ』という点は、VOCALOIDに語らせるにあたって新たに追加した要素です。(奥能登に伝わる話では、墓から聞こえてくる子守唄を和尚が聞いています。)
Q.どんな話がある?
A. 紹介しきれません。ざっと分類すると『主人公:飴屋、和尚、幽霊の夫』『買う物:飴、団子、餅』『赤子のその後:語られない、高僧名士になる、母の胸で息を引き取る』『目的:親子の情、偉人の誕生伝説、妊婦の葬法の由来』等々、他にも沢山あります。偉人の誕生伝説として語られる場合、具体的な地名が出てくる事が多いようです。
Q.本当はどんな話?
A. わかりません。類話の分布は日本各地どころか中国まで広がっている上、基本的に口伝えされてきたので記録が残っていません。(確認できる最古の文献は中国の南宋時代のものだそうです。)日本列島と大陸の交流は千年どころではありませんし、「元の話はひとつだけだったのか」「何をもって本当の話とするか」…雲を掴むような話です。
Q.なんていう子守唄?
A. 一般的には『江戸の子守唄』『江戸子守唄』『ねんねんころり』…様々です。江戸中期、参勤交代と一緒に江戸から各地に広まったらしく、多くの類歌を生みました。
Q.子守唄、なんか違うような?
A. 多くの類歌があるように、メロディも様々のようです。どれが正しいとも言えなかったので自分が聞き覚えのあるものを選びましたが、もしかしたらマイナーだったのかも知れません。ご先祖様が音痴な方は、音痴な子守唄を歌ってるのかもしれません。
Q.てってってー?
A. 「たったった。」は普通に足音のつもりだったんですが、なんの事かと調べてみたらてってってーてってっててー♪
Q.アフロ和尚?
A. 予想だにしなかった奇跡の産物です。ありがたやありがたや。