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オンガク
僕らの時代
揣覧 柁郎(しらん かじろう)
これを読まれる皆さん、国って必要ないと思いませんか?唐突で、申し訳ありません。でも、この事こそ、この歌を作る切っ掛けなのです。小学校に上がる前から川で遊んでいた私にとって、毎年変わっていく気候変化は切実で、何が原因で、こんなに変わっていくのだろうと思っていました。そして、私が高校の頃から、一部の学者が、地球温暖化の警鐘を鳴らし始めました(結果、彼らは、私の周囲の大人たちから似非学者扱いされていました)。私は、これに対処するには国境を越えた連帯が必要だと思いましたが、無理だと考えました。国境とはエゴの壁、自分たちが他者より優位でありたいと言う、見えざる心の壁です。自分達が一方的に不利になるかもしれない事をする筈がない。例えば戦争とは、最高にして最終的な国事行為で、これを超える国権の発動は無く、それ自体が国の本来の姿かもしれません。国は今から6500年前にメソポタミアで発生しましたが、自分たちの権利の保護と拡張のための軍事行為を行う集団でした。したがって、軍備を無くすと言う事と国という制度を辞めると言う事は等価で、軍備の無い国家など、それ自体が矛盾です。私が高校の頃には、既に飛行機は飛び交い、衛星放送で瞬時に地球の裏側の事もわかる時代で、国境が存在する意味は、そこに大きな利権がある人のためだけのものとしか思えませんでした(シンガポールの様に、人・情報・金が自由に行き交う、国境の低い場所が繁栄するに決まっています)。第二次世界大戦が終わった時点で、国と言う制度は負の遺産となったと考えました。「よし、世界から国を無くす運動をしよう。国境を越えた若者の連帯により、その連帯の先達が40歳・50歳・60歳と世界を動かせる年齢に達した時、一気に世界革命を起こせばよい。」と考えて、その気持ちを歌にしたのが、これです。ただし、この後、残念な事に、私にはカリスマの欠片も存在しないと言う事実に気が付きました。この事を、周囲の人に話しても、アホ呼ばわりされ、奇人変人扱いされただけでしたから。いや、世界60億人(私が生まれてからだと延べで100億人ぐらい?)の中で、国なんか必要無い等とほざいているのは私だけっぽいので、この100億人の中で、単に私が最底辺の一番バカなだけかもしれませんよね。失礼しました。これは読み飛ばしたら、馬鹿の独り言として全て忘れて下さい。ごめんなさい…
歌詞・カードジャケット作品1
僕らの時代 旅に出て行こう 僕らの時代に 小さな この枠の中で 昔が蟠ってる そこで暮らす人々は 希望と… 怠惰と… 狼狽と… そして苦しむだけ苦しんで...