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「ハルジオン⑲ 【小説版 悪ノ娘・白ノ娘】」の創作に利用した作品
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第六章 遊覧会 パート4 遊覧会は例年一週間の日程で開催される。その前日、事前に遊覧会の準備の全てを滞りなく完了させたミクはようやく公務から解放され、私室に戻るとソファーに座りこんで思いっきり身体を伸ばした。両方の掌を組んで、真上に伸ばしてそのまま背中を反らせる。いつの間にか凝り固まっていたのだろ...
ハルジオン⑲ 【小説版 悪ノ娘・白ノ娘】
レイジ
みのり「第十九弾です!」 満「お、おい、今日の投稿は第十八弾で終わりじゃなかったのかよ!」 みのり「レイジさん、帰宅後速攻で執筆をしはじめたの。おかげでもう一本間に合ったの。」 満「そいつは良かったな。」 みのり「うん。で、今回の話なんだけど、コペルレイって人が出てきたよね?」 満「ああ。コペルニクスとガリレオ・ガリレイを合わせただけの簡単な設定だ。」 みのり「どうして出したの?」 満「次回作の伏線もあるが、それ以上に時代背景について確認しておきたくてな。」 みのり「前々回くらいにそんな話が出たね。」 満「うん。作中にもある通り、実はレイジが想定している時代は中世後期、欧州で言うならルネッサンスが全盛期を迎えている頃になる。コペルニクスが地動説を唱えた頃の話だ。」 みのり「それだと何が問題なの?」 満「状況的に、楽曲で想定しているだろう市民革命が起こり得ない。」 みのり「そうなの?」 満「ああ。市民革命が発生するには実は二つ条件があるんだ。」 みのり「条件?」 満「うん。一つは市民の権利を主張する啓蒙思想の発展。もう一つは市民革命の資金面を支えたブルジョワジーの登場。」 みのり「じゃあ登場させればいいんじゃない?」 満「そうもいかない。まず啓蒙思想はルネッサンスが発展し、宗教革命が起こって科学の発展が起こらない限り登場してこない発想だ。何しろ神様が一番なのではなく、人間が一番と主張するのだから、神と、神の代行者である教皇(あるいは国王)が絶対という思考を持つ中世的発想では登場しえない考えだからだ。」 みのり「なら、ブルジョワジーは?」 満「産業革命の勃発が必須だ。強力な生産力を元手とした資本家が生まれない限り、王侯貴族以上の資金力を持つ平民は誕生しえない。」 みのり「じゃあどうなるの?」 満「一応レイジは相当このあたりを考えているが、複雑すぎてな。次回作も含めてそのあたりが解明されてゆく予定なんだが、まだ決定稿は出ていない。」 みのり「じゃあレイジさん次第ってことね。とりあえず次の投稿は今度こそ来週になります☆宜しくお願いします!」