「マスターっ、ありがとうございますっっ!!」
ある日の夜、僕はミクに内緒でミクの「Birthday song」作っていた。翌朝さっそくミクに聞かせてみた。
「ミクこっちおいで。」
「なんですかマスター?」
不思議そうな顔をしているミクを前にして僕は再生キーをおした。
曲が流れる・・・
じっと曲に聞き入っているようだ。
(何だこの緊張感は!?何か反応してくれよ!!もしかして、ものすごく気に入らないとか!?やばい、やばいぞ俺!!!)
「マスターっ!」
「はははいっ!?」
「マスター、ありがとうございます!!」
そう言って振り向いたミクは笑顔だった。
「わたし、この曲大切にしますね。」
「ミク・・・。」
僕にとってはこの瞬間がたまらなく最高の幸せなのであった。
(でも、怒られなくてよかった・・・・。間に合わなくてちょっとけずちゃったんだよな・・・。ごめんよミク。)