創作ツリー

創作ツリーとは?

親作品(0)

「Prhythmatic おまけ」の創作に利用した作品

親作品は登録されていません

extra.
「ね、奏」
「あれ、早かったね、未来。なに?」
「さっき、あの女優さんに言い寄られてたでしょ」
「え、なにそれ。誰のこと?」
「あ。しらばっくれてもムダだからね」
「いやいや、しらばっくれてるわけじゃないよ。そもそも誰からも言い寄られてないし」
「嘘。さっき若い子に『よろしくお願いしま...

Prhythmatic おまけ

周雷文吾

周雷文吾

前のバージョンが無くなっていたので、再掲。





「……お前らなあ」
「……はい」
「はい」
「隠す必要も確かにないだろうけどよ、こんな写真撮られるくらいに堂々とすることもねーだろーがよ」
「……はい」
「はい」
「相手が執事長だったから良かったようなもんだが、そうじゃなきゃオレが社長に復帰しなきゃなんねぇ事案じゃねーか」
「すみません」
「申し訳ありません」
「まあでもお前らがちゃんと幸せそうで安心したよ。未来はオレの跡を継ぐのをだいぶためらってたからな。だけどまあ、人目を気にしないくらいにラブラブならなにも文句はねえよ」
「高松さん!」
「高松さん!」
「しっかし、ゴシップ誌にまで祝福されるアイドルはオメーくらいだよ、未来。見ろよこの記事のタイトル。『元アイドルの芸能プロダクション社長、ようやく執事長と結ばれる』だと。やっとか、なんて書かれてんぞ」
「高松さんってば!」
「恥ずかしすぎて死にそうだから、もう勘弁してください」
「いいや、オレが死ぬまでは言い続けるね。あきらめろ」
「あうあう」