常世の如く ~常陸讃歌~
茨城県へようこそ。この曲はミク箱のご当地ボカロ用に作成しました。稲敷常州と名乗っている以上は,茨城の歌を投稿せざるを得ません。茨城県は私の父の出身地です。父の実家に今でもよく行き来しています。
茨城県は豊かで穏やかな自然に恵まれた、日本屈指の食糧生産地です。「常陸風土記」によると,常陸の国は土地が広く,水資源が豊富で,海産物にも恵まれ「常世(天国)の国のようだ。」と評されるほど、豊かな国でした。これは現在でも変わりません。いろいろ問題は山積ですが…。
連休直前,ミク箱の茨城県が空席になっているのを見て,不眠不休で作成しました。あまりに製作時間が無くて,これまでの曲を切り貼りして一曲ひねり出しました。時間が無かったので,新しい試みはしていません。これまでと変わりばえがしないのはお許しください。
曲中の「流れ海」とは霞ヶ浦の平安時代までの古名です。歌詞は霞ヶ浦の帆引き船漁と鹿島神宮をイメージしています。室町時代以前,霞ヶ浦の水産物は鹿島神宮に奉納されていました。帆引き船が現れたのは明治時代なので,時代が全く合いませんがこの際気にしません。
以下,歌詞です。
常陸の 国は 常世の 如く
野に 山に 海に 幸あり
流れ 海に 霞 たなびく
波間に 浮かぶ 帆引き 船
帆を 揚げよ! 白き 帆を!
流れ 海に 船は 往く
神の 恵み 充ち 充ちて
常し えに 幸 あれ 幸 あれ