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「焔姫2 プロット ※2次創作」の創作に利用した作品
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焔姫2(仮) 1 氷雪をたたえる山脈のふもと、干上がった荒野にある小さな都市国家。 その街中を一人の青年が歩いている。他の者とは明らかに違う蒼を基調とした上質で典雅な衣装を身にまとい、業物らしい剣を腰に提げている。 高貴な人物であることに疑いはないが、彼は一人で、誰も帯同していない。ゆったりとした足...
焔姫2 プロット ※2次創作
周雷文吾
「焔姫」の完結より丸一年経過の記念に。 プロットで上げてる、という所で察して下さい。 「ああ、こいつ本文書く気ねーな」と(笑) 続きは前のバージョンにお進み下さい。 1―2 この二話でプロローグのイメージ。 ラストは、二人の姿から夕焼けに照らされた都市国家、そしてその先の荒野の遠景へと画面が引いて、そこでタイトルロゴが出たら格好いいよなぁ、とか妄想してました。 今回の続編は、前作のおまけ、エピローグ後のExtraからふくらませたオリジナルストーリーです。 前作「焔姫」は、これまでの2次創作と違い、「焔姫という曲の成立過程を考えた物語」という、ちょっとイレギュラーな書き方をしました。 この歌詞をカイトが考えた、と仮定すると、また違った視点で歌詞を捉えられるのではないかと思います。 『紅蓮を掲ぐ者よ 愛しきその声で我が名を謳うなら その意志に番えよう 焔を抱く者よ お前のその心が移ろう事なくば 永久に番えよう』 という最後の歌詞なんて、「カイトがなぜこんな歌詞にしたのか」とか考えると、かなり熱烈なラブレターにしか見えませんし。 ……そりゃ、こんなラブレターを送るだけ送って「都市国家の宮廷楽師を続けるつもりはない」とか言われたら、焔姫も怒るし拗ねるよなぁ(笑) 舞台のイメージは、7、8世紀頃の中東でした。 この時代設定は、「干上がる大地を統べる焔姫」という歌詞から逸れないように、という意図によります。「豊かな水源の多い日本で、干上がった土地に都市が栄えるとは思えない」と思い。 今思えば「昔豊かだったけど、最近雨が減って干上がってきた」という設定にすればよかったのかなと。反省。 東西をつなぐ交易路がシルクロードで、西方の大国はイスラム帝国をイメージしていました。 東方(現在の中国)との交易路の途中で地下水脈がある場所、とすれば干上がった荒野に都市国家があっても違和感ないかな、シルクロードの要所なら近隣諸国とのいざこざもあり得るし、と思い。 西方の大国は、勢力図を調べた限りではムハンマド死後となる正統カリフ時代あたりかな、とか調べたんですが、結局それ以上の時代考証はやめて、大雑把なイメージで書きました。 都市国家内での行事(朝夕の祭事とか鎮魂の儀とか)を、時代考証無視して決めたので、時代を明記しなくてよかったなぁ、とか思ってます。