創作ツリー

創作ツリーとは?

親作品(0)

「みどりの盾」の創作に利用した作品

親作品は登録されていません

きみが選びとったのはナイフだった
拙く振り回してはみんなを傷つけて
さみしそうに背を丸めてるくせに
ああ ボクはみどり色の刃
溶けるような恋にも
桜の浪漫譚にも
十の愛の言葉にも
そっぽを向かれてしまったから
きみだけの歌姫であるために
きみだけの刃になろう...

みどりの盾

Hikage_soku

Hikage_soku

ある日ある時ある国に、たった1人の「きみ」と暮らしていた初音ミクによる独白……という感じです。

今の時勢から思いついて、普段なら頭の中にしまい込むのですが、書かずにはいられませんでした。
暗い歌詞も人を傷つける歌詞も、平和で自由だから書けるものだと思います。
それらを実際には実行に移せない、移してはいけないと分かっているからこそ、エンタメとして楽しめる。
何者でもない私ですが、これだけは言えます。
争いは物語だけで十分です。

世界に通じるバーチャルアイドルとなった今のミクさんにこそ、この曲を歌ってほしい……と思いますが、この詩はきっとほとんど見られずに埋もれるでしょう。
それでも構いません。
ただ、この詩を奇跡的に見てくれたあなたが、ちょっとでも今の世界について考えてくれたら。
どこかのミクさんが自由に、誰かのためだけの歌姫でいられる世界を願ってくれたら。
それだけで私は十分です。