【氷音つらら】 セントエルモ 【実験UTAUカバー】
神居かるたさんが開発中の単独音音源、「氷音つらら」さんの試作バージョン2に「セントエルモ」http://piapro.jp/t/aDSgをUTAってもらいました。
ReAgさん作の、夜の海の孤独なイメージを漂わせつつ疾走感もある曲です。
kuroshiroshiro2さんの再編曲版http://piapro.jp/t/IPLoをSC-55で奏ったhttp://piapro.jp/t/bfdaもありますが、今回はReAgさんのMIDIに少し手を加えSC-88で演奏したオケを使いました。
氷音つららさんv2は、元気な発声ながらノドを震わせてるところが味。マイナー調だと「泣き声」になりやすい「繊細な少年」風なので、泣かせる歌を上手な人が調声したらお姉さま方のハートをずっぎゅんするかも?(ぉ)
反面、この作品では「泣きすぎ」でした。
泣かずに歌ってもらうため「泣き技」の逆をやると、今度はハキハキしすぎて機械的な歌い方に聞こえてしまい…。
そこで工夫。一括変換プラグインで全ての音符に、先行発声+30/オーバーラップ+30/STP-5(ただし、音符によっては-20~-45まで手動で変更)。
エンベロープは基本的に「P1P4」でクロスフェードさせ、「P2P3」は必要な部分だけ。
まだ子音の濁ってる音はエンベローブを書き換えます。
そして、「おま☆かせ」でポルタメントをつなぐと…なんとなく人間的に歌ってくれた♪
べた打ちでも比較的には情感の出やすい音源でありますが、やはりロックらしいパワー感もほしいのでひとつひとつ音量をいじってアクセントを強調してみました。
そしてビブラートは、泣かせないよう小さいめ、情感の高まる部分だけに。それでも泣き出しがちなのでポルタメントを短めに。
今度のバージョンは「息」も入ってますから、これも調声してみました。
「セントエルモ」はもともと単独音より連続音での製作に向いてると思います。が、あえて単独音で工夫してみるのも、調声テクニックを発見でき面白い。思い切った実験のできるカバー曲ならではの収穫が今回も!
同じオケを別の音源にUTAわせてみるカバー作りは、UTAU中級者に這い上がりたい僕ら初級調声師には超オススメです☆
カードに雪花さんの絵をお借りしました。
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セントエルモ
作詞作曲:RgAe
カバー:氷音つらら