そして見上げては探した
月が揺れる日の呼び名を
焦げ付いた海には
灰が煌めき
煙に巻くその度
一人流れた
痛みも無く廻る灯だけ
伝えて残せたなら
どんなにいいのだろう
繰り返す軌道に
朝を燃やして
息をした誰かへ
一人手を振る
言葉も無く僕がここで
静かに潰えたなら
どれだけ残るだろう
重なってたんだと
繋いだと
抱き合えてたんだと
僕らは
間違えてたんだと
嘆いたと
そして笑えたと
僕らは歌う
錆び付いた空から
夜が溶け出し
雲となる刹那で
一人流した
言葉も無く僕がここで
伝えて残せたなら
どれだけいいのだろう
届いているよと
忘れぬ(よ)と
抱えているよと
誰かへ
信じているよと
生きてるよと
そして刻むよと
誰かへ歌う
そして見上げては探した
月が揺れる日の呼び名を
遠い洋上で零れた
セントエルモのよう
いつかまた歌うから
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【紡音リチアrock】 セントエルモ ~ kuroshiroshro2_ver
難航してる別の作品のための実験研究をかねて、ReAgさん作の「セントエルモ」 http://piapro.jp/t/aDSg を、紡音リチアさん http://piapro.jp/t/nr-K に、kuroshiroshiro2さんによる再編曲版 http://piapro.jp/t/IPLo のSC-55STで奏ったオケでカバーしてもらいました。
Mixは百音★一夜さん版 http://piapro.jp/t/FsM5 とだいたい同じコンセプト。つまりスタジオ録音風ではなく生演奏風を目指す方向性です。
(カラオケと、失敗作ではありますが(汗)SE入り犬叱バージョンを「関連データ」に☆)
リチアさんは単独音のみなので、USTは氷音つららさん版 http://piapro.jp/t/HdTa をベースにしつつ少し違った方向性に再調声しました。
もともと「セントエルモ」は連続音向きのつぶやき系ロックソングと思うんですけど、単独音でポルタメント短めに調声するとシャウト感が高まるのではと思いまして。
連続音だった百音★一夜さん版と比べてどんな感じでしょう?
今回の試作では、氷音つららさん版がなんかとなく「泣き」になってしまった理由も推測できました。そのうち時間があるときにでも、この推測が正しいか確認するためにつららさん版もリメイクしてみましょう。
紡音リチアさんは、standard、cute、coolの3種類の違う声質の音源が発表されていましたが、rockとprettyも加わりさらにバリエーションが増えました。
どれも単独音ですが安定感は抜群で、予想外の反応等をあまり見せないため、僕らのような初級調声師がチャレンジ作品を手がけるときなど頼りになるお奨め音源さんです。
作品コンセプトと声質の相性を考えながら使い分けるといいのではないかと♪
今までのcoolやstaderdの特徴だった上品さと安定感に加え、rockではこのようにシャウト系の演出にも応えてくれるようになりました♪
【兎兎】UTAU音源『紡音リチア』作製委員会!
http://piapro.jp/collabo/?id=24265
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セントエルモ
作詞作曲:RgAe
編曲:kuroshiroshiro2
カバー:紡音リチアRock
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kuroshiroshiro2
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戦場ドラマを思い浮かべて編曲したというのは以前にお話ししたとおりなのです、
紡音リチアrockのバージョン、 エフェクトって、ここまで凄いのかと衝撃は受けました。
私の頭の中で流れる物語のドラマの映像は全く同じですけれども、物語の語り手が違うと言いましょうか。
もともとの港歌コリバージョンの場合、戦艦の少年兵である語り手が「間違えてたんだと嘆いたとそして笑えたと僕らは歌う」のです。
間違えて惨酷なことも色々としたけれども仲間たちと抱き合って笑い合えた瞬間は嘘ではないみたいな?。
紡音リチアrockの場合、紡音リチアは少年兵のコリたちが搭乗してる戦艦が擬人化された女神みたいに思えました。
理由はおそらくエフェクトによるバッキングの迫力。
ギターもドラムも私のイメージの延長に確実にありながら更に洗練されていてイメージが鮮明になったとでも言いましょうか。
リチアの声もエフェクトで効果的に反響しあって戦艦であるバッキングを包み込むようでした。
参りました・・・
正直なところです。
「同じ映像に対して、こういう語り口はあるのか。羨ましいけれども、これは技術がないと真似できない」
そんな感じでした。
乱文乱筆多謝。
2021/01/28 01:54:33