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 夢を見た。遥か遠くに大切なものを置いてきた、そんな夢を。
 目覚めた時、首元に汗が流れるのを感じた。何か恐ろしい夢を見た気がする。でもそれがどんなものだったかなど、もう思い出せそうにない。
 時計を見ると、まだ深夜三時を回ったばかりだった。眠らなければ、明日の仕事に支障が出る。毛布を被り直して寝よ...

【がくルカ】Plus memory【5】

ゆるりー

ゆるりー

2016/04/25 投稿

彼の真実。
28話の彼視点から、29話の間のお話。
何話かの伏線回収回。
決して急展開ではありません。
本編最終回に入るはずだった話を、長くなるのでこちらに持ってきました。

がっくんの多重人格という設定は、かなり前から出来ていたものです。
本編でがっくんが前世のことを語っている時、それは全て学が自殺するまでの僅かな出来事のみです。
それは繰り返し夢に見たからわかっているのであって、学であった頃の記憶自体はないのです。
故に、22話以降の彼も、人格は別です。
その証拠に、記憶が戻ってからも、彼は当時の一番の事件であるルカの自殺未遂に関して一切話していません。

そして、9話でグミが語った「13歳でがくぽが心臓の病気があることが判明した」という話。
同じように、「この声が届くまで」では、彼は中学1年生…つまり13歳で亡くなっています。
がっくんの病気は、30話で彼が語ったように、呪いの象徴として扱われています。
つまり、彼の背負う呪いは前世と関連付けられているのです。

でも、現実から逃げたくらいで、そんな重い呪いがかけられるのか?
その理由は、Memoriaの方で書きます。


ルカとの対話は3学期。28話ではまだ2学期でした。
そんなに長い間、どうして彼が行動を起こさなかったのか。
その理由が今回の話です。
彼はもう一人の自分との対話により、自分の考えをまとめることになるのでした。


改稿しましたが内容は変わっていません。

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