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「蒲公英が紡ぐ物語 第48話」の創作に利用した作品

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 王子の守護者
「来たか……」
 反乱軍の先鋒が到達するまで間も無く。見張りからの報告を受け、アルは武器を握る手に力を込める。斧と槍が複合された長柄武器が僅かに揺れ動き、石突きが地面を撫でた。
「いよいよ、か」
 両手に剣を携えたトニオが重く答える。近衛兵隊も含めた残存兵は庭園に集結し、息が詰まるよ...

蒲公英が紡ぐ物語 第48話

matatab1

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 王宮兵対革命軍。名も無き兵士もガッツを見せます。

ハク「今回色んな種類の武器出てるね。全部の解説やるの?」
グミ「やらない。数多いし、文字数も足りないし。今回は近衛兵隊の副隊長、アルさんの武器について語ろうかと」

ハク「斧槍って書いてあるけど、結局これは斧と槍どっちなの?」
グミ「読んで字の如く、槍と斧が合体した長柄武器。ゲームやファンタジーだとハルバードもしくはハルベルトって名称で良く出てる」
ハク「その名前なら見た事ある。兵士や騎士キャラが持ってる武器ね」
グミ「そう。槍の穂先に斧が取り付けられているから、突くだけじゃなくて斬る事も出来る。斧の反対側に突起や鉤爪があって、それで馬上の兵を引きずり落としたりも可能。重量があるから柄の部分でぶん殴っても威力が出る」
ハク「凄い万能武器」
グミ「だけども欠点と言うか、それだけ機能が多ければ使いこなすのも難しい訳で。さっきも言った通り重量もあるから、訓練を積んだ人間じゃないと扱えない」
ハク「まあ、使いこなすのが難しかったら使う人も少ないよね」
グミ「ちなみに中世ドイツの傭兵が好んで使っていたらしい。見栄えがするから近代でもパレードとかの儀礼で使われてたとか。ついでに長柄武器を総称してポールアーム、あるいはポールウェポンと呼びます。明日使えない豆知識」
ハク「ちょっと気になったけど、本文では突起や鉤爪の描写が無いよね?」
グミ「作者曰く『そこまで描写しきれん』アルさんの斧槍にはそれらが無い代わりに、両側に刃が付いてるのかもしれないし。割とイメージ優先で書いてる所がある」