ブクマつながり

「大儀名分は善悪の天秤に関与しない」
そんな分かったような顔して目の奥はギラついてる
「刑事さんあんた、いい歳なんだから無理はすんなよ」
代金とコーヒーのカップを残し去っていくトレンチコート
カフェの店員　コーチマン　ドクター
老婆　道化師　身売り　僧
見当たらない　じゃなくて本当は
あんたがそうな...

大きな背中をお見送りして
ギュッと（ギュッと！）リボンを結び直すの
広いお屋敷に来てから初めて（ステイホーム！）
一人お留守番なんです
長い長い廊下もピカピカに拭きましょう
お庭のラブラドールにご飯をあげましょう
あれれ洗濯どうやるの？
お皿、花瓶クラッシュ無双
もう帰ってくる…
「おかえりなさいま...

朽ちたる廃城に住み着いた吸血鬼の真祖
13の名と不老不死を持つ黄金の髪の少女
「外は危ないですから街へ降りてはいけません」
メイドの言いつけを破り抜け出した罰が下ったとでも言うのか
忌まわしきヘリオスの眼に焼かれ
灰になる今際　影が堕とされた
あぁ　無垢な顔　その優しさが
恨めしくて　でも抗えぬ本能...

日時計の針　真円の月
確たるものさえ　ファンタズマゴリーなのか
アルバムの写真　昨日の日記
両親を名乗る　見たことの無い二人
かつて　いたという私
かつて　いなかったという証
冷めないまま　夢は現実になってゆく
何かが違うまま　違わなくなってゆく
箱の猫も　白い鴉もいないのなら
私が違うのかな...

母に血を落とし我が身は
名誉のため燃やすと誓おう
洗礼の日に初めてを
Errare humanum est
罪深き我々の目にこそ
主の御業は写るだろう
改悛の秘蹟のもとに
Abyssus abyssum invocat
祈り労う隣人に
慈愛と奇蹟を与え賜う...

聖を冠し　従来の規範に倣った
清楚　名誉　潔癖なる女学校
倍率は20.6倍
断絶　乖離　俗界の匂いを嫌った
暴君たる権威主義のアーク
戒律は病棟を模した
リリウム咲いた禁秘のエデン
「ずっと綺麗なままでいられたらいいね」
求めあう　声　髪　リボン解いて　見て
暗澹のセーラー　シワだらけのスカート...

過度な漏洩を危惧した
ビオトープに思慮が及ぶなら
割れたショーケースの破片すら
その無垢な肌を赤く汚してしまう
窓の投影と目を逸らす
アバターに貼り付けた虚栄が
やり過ごしてる注射の痕が
もう見たくない
コピー　ペーストの建前
滞る秩序への建前...

アガペーの最終定理
言ってくれ　愛の言葉を
曖昧じゃ満たせないし
スターに乞うのはなんですか？
ずっと見てたガラス越しの世界
こんなにも近くにいるのに
欲しがってたイチゴはもう
甘くない
逃げてく白ウサギ追いかけて
見たことない街迷い込んだ...

「間違っていないか　その再現性も　関係も」
「そうなっても何か役に立つの？」
「夢なんか見ないで戦争をしようよ」
瞑想も読経も嗤って
嘆き合う者
アンティークと成った
旧文明禁書「概要」の
8128項の内容
「千変も時間も空間をも内包」
「信仰と祈り」...

「アネモイ」
イコライザー　対向車線上
ハイテンションそれでもアテンション
迷路を彩るイルミネーション
もう雑多ヤングマン
満天を喰らうのは摩天楼
バックミラー　ロック　イブナイト
ハイウェイ　白銀に咲くライト
ねえ
モラトリアム...

会ってそんなに
経ってもないのに
君が誘うから
まあね　そんなに
嫌な気分でも無いもんだ
「ずっと待ってたでしょ」
「ああそんな　今来たよ」
改札口で待つ普段とは違う君も
まあ　いや　なんでしょう
まあまあね　悔しいけど...

語る事は無いな
不確かな言葉では
分かってもらえない
こうするしかない
善処は尽くしたが
実りは無かった
もう手遅れだったんだ
助けは来ない
神もミスを冒すのだな
お前のようなヤツが...

酔えないわ　そんな利口な犬
利　得る　安寧と怠惰　優雅
そう　顔つまんないね　どっか行って
有用でない炎上が無くちゃ
Uh
抱かれたまま煽るモヒート
はだけた身体の料金
魅せつけた笑顔　ヴィーナス
バラ撒いたマネーと行為
バラされたくなきゃ合意...