ブクマつながり
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清(さや)かに 蒼い月が 照らす夜(よ)には
静かに 友の奏でる 音色(ねいろ)に舞う
花は 笛吹く人の 息吹の端に その身合わせて 震え
鳥は 琴弾く人の 指の撓りに 首向けて
届けよ 古に 舞いながら 想う姿
伝えよ まだ来ぬ日に 雅謳う笛と琴
遥かに 祈りを込め 舞台に上がる
仄かに 照...蒼月演舞
petnoka
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踵ならし 明日へと出かけよう
雨を含んだ靴 脱ぎ捨て
リズム刻み 軽くステップして
くるりと回り 空が晴れた
香ばしく香りたつコーヒーの湯気を通して
頬杖をつき眺めた街は 雨に濡れていた
急く足が蹴飛ばした水溜りの水が跳ねた時
思い出したんだ仕舞ったままの お気に入りの傘
髪を揺らし 上着指に掛けて...くるり
無糖派コーヒー
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[サビ]
終焉の宴を始めよう
真紅の雨の下 銀の刃を手に走れ
[A]
歴史の後も先も全てはただ繰り返し
如何なる者であろうといずれは消えゆく運命(さだめ)
[B]
都合の良い幻想(ゆめ)に愛を求める愚者が
切なる悲劇に安い憐憫の涙流し
揺るがぬ絆求めて虚空(そら)に手を伸ばし叫ぶ...終焉の宴
あさぎ
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ねえマスター ねえマスター ねえマスター
パソコンばかり触ってないで
こっちを見てよ少しだけ、ね
あーっ!無視するなら乗っかっちゃうよ
子泣きジジイになっちゃうよ
まだ無視ですか?手震えてる
我慢は体に良くないですよ
だから僕にかまってください
ホントは遊びたいんですよね?
...青いバカのうた
kaoru
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もっともっと
触れていたいのに
すり抜けてゆくように
離れてくあなたの後ろ姿
もっともっと
そばにいたいのに
深い闇に埋もれて
遠ざかるあなたの後ろ姿
いま私はどこにいるの
扉の鍵をなくしたままで...睡りの森
momiji1225
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石畳の
真っ赤な街
夕日に伸びた
黒い影が笑う
遠い記憶
閉じ込めた鍵
握り締めて
家路へと急ぐよ
振り向いたけど
誰もいはしない...黄昏の足音
鳥野ささみ
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私達 生まれた この街
実の名前 忘れた 『ラジオ_シティー』
天高く そびえる 電波塔
電波に乗せ 私も 連れて行って
一度も 外の世界 知らずに 育った
誰もが 疑問もなく 生活 していた
ある日 偶然 見つけた
小さな 機械が キャッチしたのは
ノイズ まじりの メロディ
初めて 涙が 流れて...ラジオ_シティー
ダラリ
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水の底
聞いたんだよ
君が泣いて 泣いて
塩辛い海を創る
その音を
「揺らぐ水面から 粒ひとつ
融(と)けて 解(ほど)けて なぜ痛い?」
狭い水槽
積もってくよ
君が吐いた 言葉...金魚鉢
おち
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白い森の奥深く 高くそびえ立つお城
二度と来ない客人を 待ち続けている
そこでただ一人生きる 青い瞳持つ少女
時を忘れた時計に うつる未知の時刻
輝き失い明かりも消えうせた シャンデリア
もう一度誰か教えてくださいあの ステップ
さぁダンス いまワルツ ショパンの調べに合わせて
きっともう 戻らない...月虹のワルツ
れれれP