止まぬ霧雨
モノクロームの空
やがて来る終末
キミはもういない

崩れ落ちたビル
遠のいた記憶
耳をすましてみても
声は聞こえない

沈黙と静寂が交差する 長い夜

重なるユビサキ
触れ合う吐息
蒼い空間の中で
確かに存在した
包み込むように 優しく
僕は君を抱きしめていた

跳ねる水音
水平線の彼方
ぼんやりとした頭
それでも朝は来る

錆付いた心
開くことはなくて
凍りついた感情
僕は笑えない

波に漂う光の粒だけ 色があった

ふたり寝そべって
温度を確かめた
蒼い空間の中で
静かに笑いあった
離れないように 強く
強く君を抱きしめていた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

clear...-クリア-

世界の終末をむかえ一人生き残った時に思い出すのは愛し合ったふたりの記憶。



サビではその記憶を思い出します。
(重なる~、と、ふたり~、のところですね)


…物悲しいものになっちゃったな…
「KAITO=青」っていうイメージだけから書き出したのに
逆に無色なお話になってしまいました。笑


見てくださった方、ありがとうございます。

閲覧数:335

投稿日:2008/03/24 23:56:21

文字数:275文字

カテゴリ:その他

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