タグ:抱きしめる
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「ふわぁ・・・ぁ」
時計は午後11時を過ぎていた。さすがにあくびの1つは出る。
「マスター」
隣でカイトは言った。
「もう寝たらどうですか?」
「・・・そうだね、もう・・・寝よっかな・・・」
カイトの声で安心してしまったのか、体から力が無くなって倒れそうになる。でも、カイトが抱きとめてくれた。
「大...おやすみ。 【マスターとカイト】
もごもご犬
「カイト。・・・元気が出ない」
「マスター・・・」
夜。マスターを抱きしめていると、マスターはぽつんと呟いた。
「うーん・・・」
強く抱きしめても甘い声ではなく、思索にふける声。もっと強く抱きしめたら、マスターの体温が強調されて僕が危うく溶けそうになった。危ない。
「マスター、気にしなくていいんです...心の中に、青を一滴。 【マスターとカイト】
もごもご犬
「カイトー、聞いて聞いてよー」
マスターはリビングにいる僕に、声をかけて駆け寄る。
「どうしたんですか、マスター?」
「あのね! 3人から2人になったの!!」
「・・・となると、あの人がいなくなったんですね! 脱落したんですか、それは良かったですねぇ」
僕はにっこりとして、マスターを抱き寄せる。
「...溶かしすぎはダメだって! 【マスターとカイト】
もごもご犬