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オンガク
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「もう一度、もう一度だけでいいから」 そんな言葉をこぼしていた 貴女の影を跨ぎたかった ただそれだけだったんだ 失うことを頭の片隅のどこかに そっと音も立てずに置いていた ふっと吹いた髪を撫でるような 青い風で気が付いたんだ すべてが空に舞ってしまう頃には 見えていた暮明も消えるだろう...
零
抹茶丸