只々、感情のある歌詞を物置場のようにする場所です。こんな人間ですがどうか何卒。
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水溜まりの遊星にて
巻き戻せない時間がそこにあった
意味のない空気感さえ
無造作に張り詰めていた
持て余していた輝きがやけに
僕を照らすような気がして
何処へ向かうのか知らない
光は静寂に包まれてく
胸の奥につかえるこの温度は
身体をすり抜けるような感覚は...水溜まりの遊星にて
-
冷え切った宛がう希望も捨て去って
温めてきた情けにも縋りついたまま
乱れた髪も呼吸も慣れないでいた
息さえ吐くことに飽きた空で笑おう
どこに逃げ場を探しても広い世界なんだ
助けを請うのが一番早いのさ
見上げた先がオレンジに変わる頃には
もう遅いって気付いて諦めるんだ
きっと明るいだろうその未来に
捨...paradox
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心を打たれるほどの色合い
滴り落ちゆくその正体を
果たして喜びか悲しみなのか
説いてみてもなにもわかりはしない
ささやかながら手を重ね合わせる
艶やかな心臓にそっと差し伸べる
幸せの在り処はどこにあるのか
朽ちることなど気付きやしないのなら
二人だけで笑っていようよ
誰にも邪魔なんてされないさ...新世界
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「ごめん。」だなんて今更遅いよな
夕暮れに似ていた絵の具をキャンバスに
窓際の散り積もる端くれを見てそう思う
終わりの始まりに過ぎない証
くだらない虚像に背を向ける
「これからは己の道を行く。」と
何もかもに縛られていた
でもきっと今は違うんだろう
固執していた過去に蓋をして
軽薄な闇を断ち切るため...canvas
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満たされることのないであろう
酷く欠けたからっぽの心臓に
飲みかけのアルコールをすべて注いで
ピンクが混ざり 色濃く彩り増して
やっとこうして生きてる心地がする
不足した言葉を取り残された日没に
否応なしに吐いて 間違いない地平線に
見える隣町に向かってこの目を細める
紛う新時代の駆ける真相なんても...スケアクロウ
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必要とされてる情動に住まう
満ち欠けの月
不確かなそれを手で触れて
確かめるかのように腕を伸ばす
遠くの窓から眺めていたら
それに気付いたのか
「今すぐそっちに行くね。」と
秒速で部屋を抜け出していた君
その意図してない愛しさを
いつまでも頭の中に留めておきたい...new clothes
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これまでの高く潜んだ曇る声はなんだろう
味気のない汗に混じり切ったことにしよう
「なんてね、そんな容易いわけないか。」
燦々たる後ろ姿を見てきたせいかな
自分に似つかわしくない言葉を
心臓の隙間から引っ張り出していた
君にあげるつもりなはずだったんだ
それに釣り合わないみたいに消え去る
抱く感情へ対...a peace of cake
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最近どうだい?あの頃から変わってないみたい
ちゃんと上手く笑えてるといいけど
まるで他人になったみたいだね
おかしいくらいに懐かしい声が零れる
少し熱を帯びた可燃性の愛は
振り払われた雫の一滴も逃してしまう
そんな感情の一部にだって
荒廃していく姿を重ねている自分がいた
こんなこと本当は望んでなんか...ローゲイン
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君の時折見せるその眼差しはいつも
どう足掻いても見透かせやしないみたい
惹きつけられるその黒い眼に囚われるけれど
別に悪気なんてあるわけではないんだ
あぁでもさ、たぶんあいつには敵いやしない
顔だって背だって性格だって
まずもって話しかける理由すら浮かばない
「自己嫌悪する時点で半分くらい勝負は
決...嫉妬
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いつかの日々の音も段々と聴こえ無くなり
それでも影の尾を引いてズルズルと歩く
なんとかやってこれただけマシなんだって
そう思えたこと自体良かったのかな
夜に眠りにつけないあの子だって
いつかは深く沈んでいくんだろう
そんなふうに綺麗に終わらせられない
本当にほしかった愛は何なのかすら知り得ない
ほら...影踏み
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知ったかぶりをして蓋をした
たまに忘れそうになる純情の矛先
あわよくば上手くいくなんてそんな
夢見心地な気分だってどうせすぐに
心臓の真ん中にその銃口を向けられたら
簡単に撃ち抜かれてしまうだろうから
こぼれて滴る青を見つめても
なんにも思いはしないのさ
でも 愛しい人 傍に居てよ
悲しみの忘れ方を...銃口と色水
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人の形をした抜け殻が息を吐くようにして
窓辺に消えていくのに僕は
気だるさに身を投げて溺れ
さよならをいつまでも告げずにいる
悪びれもせずに運命なんてものは
束の間に始まりと終わりを繰り返す
自分だって未だにどこか愛せやしない
そんなふうに嫌っていたのだろうか
その最中 仰ぎ続ける空の下で
終わりを...空蝉
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決して返らぬ生命に語る言葉が雲に届く
一過性の夢に苛まれている紛いの真相は
ここにはまだ答えといっていいほど
何にもありはしないのさ
僕らは過敏になりすぎているだけ
知らないものに恐れを抱いて
吸い込まれそうな暗闇の底に手を
伸ばすのをただ躊躇うばかりで
本当はあの風にさらわれて
連れ去られたままみ...シンクロニシティ
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木々の間を飛ぶあの鳥も
深い森に眠りにつく虫も
灰色の妖しき雨が降る頃には
すべていずれ空に還ってく
静かに佇む世界に落っこちる月
線引きした狭間に行き交う紛い物
喧噪に驚きを隠せない獣たちが
住処を失い、また命を探し求める
その形のあるだろう重みを
彼らはきっと知っていたはずさ...信仰の庭園
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漆黒の空と白雨が出会いを重ねていた
君に話すこれはきっと架空のおとぎ話
そんなの信じてはいけないんだけれど
空白の臓器が脈を不確かに刻み続けてれば
時代の深層に踊らされることはない
本当はこんなこと望んでなんかいなかった
本能は徐々に飽和していくだけで
彷徨うネオンサインを送る淡い隣町
それは思い続...シニカルナイトタウン
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「安心していていいよ、
あの月が出てくまでずっと
ここに二人でいようか。」
猫が泣かなくなった夜半の灯
臨在しているくだらない話
「君の好きなことが聞きたいな、
本当はどこにだって行けるよね。」
その気になればきっともう
時間なんて奪われることなんてない
許しを請う必要はないんだ...五線譜