満たされることのないであろう
酷く欠けたからっぽの心臓に
飲みかけのアルコールをすべて注いで
ピンクが混ざり 色濃く彩り増して
やっとこうして生きてる心地がする
不足した言葉を取り残された日没に
否応なしに吐いて 間違いない地平線に
見える隣町に向かってこの目を細める
紛う新時代の駆ける真相なんてものは
恐らく在りもしない産声に包まれてる
ただ耳を澄ませて取り巻く喧噪に
囲まれてしまわないよう曖昧に生きるだけ
正解も不正解もないことは知ってる
君と眠りにつく夜だって
君の寝息で起きてしまう朝だって
今はずっと忘れたくはないんだ
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