決して返らぬ生命に語る言葉が雲に届く
一過性の夢に苛まれている紛いの真相は
ここにはまだ答えといっていいほど
何にもありはしないのさ
僕らは過敏になりすぎているだけ
知らないものに恐れを抱いて
吸い込まれそうな暗闇の底に手を
伸ばすのをただ躊躇うばかりで
本当はあの風にさらわれて
連れ去られたままみんなどこかで笑ってたら
たぶん誰かに流されるよりかはまだ
素敵な時間を明かすことができるんだろうと
ただそう願うように思っていた
思わず何か言いかけ塞いだ幸せも
この夜のようにいずれは明けていく
まだ見ていたい顔も聞きたい声も
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