タグ「朝焼け」のついた投稿作品一覧(5)
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静かな夜に溶けていった偽りが
答えを失くして待っているような
墓石と同じ重さの街は
僕を迎え入れるかのように
静まり返っていた
今夜交わされる誓いに
尊く小さな明かりを消して
待ち焦がれた魂を覆い隠す
もう何度目の夜なのか
分からないくらいだ...墓場の街
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歪んだ虚像の道化師が
指先でなぞるメロディーは
星屑のように煌き
綺麗にカーブを描いて虚空を彩る
今もまだ出せないままで
いたかった君への答えが
こぼれ落ちそうになる
未だに不甲斐ない気持ちを
引きずってどうしようって
考えてたら朝焼けが顔を出した...虚像の道化師
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要らなくなった灰色で
心をいっさいがっさい消した
〇✖△どれかなんて
そんなのもういいんだ
「終わりなんて先のことは
まったく見えるはずがなくて」
全然関係ない落書きをして
ゴミ箱の奥に放り投げた
捨てられた紙切れなんか
もう見たって意味なんてない...いっさいがっさい
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光が生まれ落ちた瞬間
飲み込まれそうになる
触れそうで触れられない
そんな感じだった
それをそのままにしておくのは
間違っているのかな
そう自分自身に言い聞かせていた
もうずっと眠りにつけずにいる
頭の片隅にはいつも置いてある
抱え込んだ歪な思い...Morninghawks
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君と出会った 君と出会った
あの同じ空の下で
僕ら笑いあった 笑いあった
あの遠い記憶の中で
寂しくも悲しくも
終わりを迎えることのない
その目映い光の中で
そっと包まれていく
包まれていくだけ
朝焼けに染まることもなく...Calling