光が生まれ落ちた瞬間
飲み込まれそうになる
触れそうで触れられない
そんな感じだった
それをそのままにしておくのは
間違っているのかな
そう自分自身に言い聞かせていた
もうずっと眠りにつけずにいる
頭の片隅にはいつも置いてある
抱え込んだ歪な思い
それはたった一つでも
欠けてはいけないものだと
わかっていたいよ
けどでもそれはいつの日にか
忘れ去られてしまうよ
あの窓から見えた欠けた月が
朝焼けになるのをずっと
ずっと待っていたんだ
「ほら、もうすぐ見えるよ」
君の手のひらからこぼれた
途切れないように結んだ
その暁光を放つ束を
答えを失ったいまに
そっと振りかざすんだ
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