漆黒の空と白雨が出会いを重ねていた
君に話すこれはきっと架空のおとぎ話
そんなの信じてはいけないんだけれど
空白の臓器が脈を不確かに刻み続けてれば
時代の深層に踊らされることはない
本当はこんなこと望んでなんかいなかった
本能は徐々に飽和していくだけで
彷徨うネオンサインを送る淡い隣町
それは思い続ける君と見ていたい景色
その白い手で僕を手招きしていた
身体をすり抜けていった彷徨う魂に
ゆっくり静かに問いかける
「住む世界は違うだなんて思わないで
飛び跳ねた素早さで早くこっちへおいでよ。」
情けないのは僕の方かもしれないけども
せめて君だけは笑った顔を見せてくれないかな
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