タグ「身体」のついた投稿作品一覧(7)
-
微弱な寒さに微かに緩んだ眼
心の捩子が少し外れたままだった
風化する心の奥底にうごめく
あの標識記号を指し示すみたい
取りこぼした残像の影
つまらない遊びをしているかのよう
止まない風の匂いにつられても
まだ後ろは振り向けないけど
斜めに傾く身体は
いつもの通りに震えている...terren
-
真夜中に生きるこの身体は
とても小さく震えていて
僕の中で生きているこの心は
とても脆く壊れそうで
いつも通りの痛みに慣れないまま
誰にも巣食われないと思いながら
遠い日々の中であなたがくれた
あの柔い優しさも思い出せない
何もかもが白紙に返って
流した涙の意味も知らないままでいた...漂い
-
だんだんと千切れていく
真っ白い繭の糸
まだ小さいサナギのまま
サナギのままでいる
いつかはほつれてしまう
その時はきっと
生まれ変わるんだろう
降りしきる雨の中でも
日が照らす日常の中でも
殻から抜け出せないまま...蚕
-
僕が気を病んでいたって
誰が抱きしめてくれるわけでも無くて
求めた温もりは
簡単に与えられるわけでも無くて
この手から砂のように落ちていくだけ
この身体は暗闇に落ちていくだけ
ただそんなちっぽけなこと
ただこんな変わらないこと
それだけの存在だったんだろう
もう何も見えない...心做し
-
要らなくなった灰色で
心をいっさいがっさい消した
〇✖△どれかなんて
そんなのもういいんだ
「終わりなんて先のことは
まったく見えるはずがなくて」
全然関係ない落書きをして
ゴミ箱の奥に放り投げた
捨てられた紙切れなんか
もう見たって意味なんてない...いっさいがっさい
-
さよならを言う君の声は
少し寂しそうで
微かに揺れる身体は
少し震えていた
逸らすことなく
見つめられた
その潤んだ目はまるで
少女のよう
果てしない侘しさが
心を蝕んでいくのを...Gone
-
散り積もる憂いは変わることなく
ずっと思い出の中にしまわれた
いつかの飴玉を
口の中に閉じ込めていた
再生される世界はゆるやかに
言葉の端をつまんだ手と手は
心臓を掴んでいる
夢に唄えば叶うのかも知らない
鳥が歌っていた歌は
代わる代わる時間を動かしていく...LogAnswer