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オンガク
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書かれなかつた詩の一行には 冷たい坂を転がる石ころの匂ひがある いま僕がゐるのはその中の一つなんだらう 誰かが歌ふ地球の歌の中なんかぢやない きつと誰もが考へるこの星の姿は 伏せた茶碗の中のスーパーボールみたいなもの 地球の上にいくつもの地球を乗せて 今夜もネジを巻いてゐるよ もしも夜の向かふ側に言...
糸電話(書かれなかった詩の一行)
aotenjou