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涙が出そうな午前2時
聞き慣れた声がして
履き潰したスニーカー
履いて外へ飛び出して
君がそこで笑っていたような気がしたんだ
なんて馬鹿げた幻 でも足が止まらない
君の声を追いかけて走る
「ここにいるよ」
そう聞こえた 気がしたんだ
涙をどうにか飲み込んで...向こう側のきみへ
琥虎
平日の朝がきたよ
布団から出たくない
アラームを一瞬で止めるよ
仕事行きたくない
なにもしたくない
どうにか職場まで着いたよ
でも挨拶がだるい
今日の仕事が始まるよ
もう家に帰りたい
なにもしたくない...なにもしたくない
琥虎
ぱちり開く ならない目覚まし
冴えぬ僕は 今日もふせる
いちごのように甘酸っぱい気持ちを 抑えてる
こげたパンと ぬるいミルクに
口もつけず 外を見てる
空の見える窓に映った僕が ためいきをつく
考えてる言葉もさ おもうだけで終わっていく
まだ青い空の色もすぐ 夕暮れに染まっていく
なんもしてもない...はじめてのきもち
琥虎