涙が出そうな午前2時
聞き慣れた声がして
履き潰したスニーカー
履いて外へ飛び出して
君がそこで笑っていたような気がしたんだ
なんて馬鹿げた幻 でも足が止まらない
君の声を追いかけて走る
「ここにいるよ」
そう聞こえた 気がしたんだ
涙をどうにか飲み込んで
階段を上っていく
夢かほんとうかわからない
それでも走っている
息が苦しくなっても
速度は変えずに
君のもとへ 急がなきゃ
最後の一段を上る
鍵の開いたドア
その向こうに
君が笑う フェンスの向こうで
「泣き虫だね」
ずっと 会いたかった でも
「さようなら」
残ったのは 君の靴
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