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冬の風 頬に浴びて
思い出すよ あの日の恋
いつまでも 色褪せない
昨日の事みたいで
隣にいたいだけだった それが恋とも知らず
あなたはもういない 想い出の中へ
あの笑顔 まだ覚えてる
バカみたいね昔の事なのに
今もまだ 輝いている
言えなかった「好き」と...Snowdrops
虎狐
I wish light 明日は晴れるかな
なんて てるてる坊主を作る
雨音背にして...
幼い頃読んだ絵本開き
溶け出すしまいこんだ思い出
戻れぬ扉いつの間に消えて
道標今、探して
時計の針は気づかず進む
子供のままでいたいと幾度嘆いても
僕らは日毎に大人になってく...Day by day
虎狐
日々を重ねたいつかの
決意、覚悟散りばめて
諦められぬ傀儡は今も
忘れた記憶で生き永らえる
鼓動を止めたあの日の夜
雲で隠れた星の光と
後ろを振り返る間もなく
取り上げられた花束
太陽は全てを包んで
くれると信じてたのに...告白
虎狐
掠り傷を見せて 「痛そうだろ?」と言う
薄笑いを携えて 後ろ向きほくそ笑む
手に吹きかける息 灰色とは知らずに
やたら満足げな声で 「世界の中心は僕」
やがて訪れる 白紙の3ページ
ガラス玉は砕ける 太陽の下(もと)で
それ其れ消しましょう 消されるのは僕だと
誰も知らないまま 白い花吹かして
さあ...玉砕論理
虎狐
響く静寂の音(ね)
濁った世界に滲む悔
紡ぐ形なき想い
誰に知られ忌まれる事もなく
降り積もる過ぎた時間を
優しく撫でる淡い風
いつの間に来たんだろう
引き返せる道はなくて
あの朝にもう一度戻れるのならば
全て捨て去って今走り出せるのに Ah…...ラストエレジー
虎狐
霞む惑うべき事象仄暗く
染まる事さえも出来ないまま
紡ぐ言葉さえ今は駄々となる
一人思いだけ包み解けゆく
静かに流れるそのさざ波の音
忘れられぬ思いを目を逸らし捨てるの
水面に映る影は
歪(ひず)んだ心さえも映し出す
楽に溺れるだけの惨めな私を
陰は笑うように静かに光匿い逃げてゆく...陽炎
虎狐