掠り傷を見せて 「痛そうだろ?」と言う
薄笑いを携えて 後ろ向きほくそ笑む
手に吹きかける息 灰色とは知らずに
やたら満足げな声で 「世界の中心は僕」

やがて訪れる 白紙の3ページ
ガラス玉は砕ける 太陽の下(もと)で

それ其れ消しましょう 消されるのは僕だと
誰も知らないまま 白い花吹かして
さあ始まる宴 皮肉は隠し味さ
咲かない梅の花 見下す迷子

偽物の冠(こうぶり) したり顔で被り
投げ捨てたあの日の夢 忘る様に金を染め
破った律、罪に 突き刺す柱の影
イタリア製の噴水に 未来すら放り投げ

無感覚の空 捜せぬ哀楽
詰まり込んだ鍵穴 もう開けられない

歩けぬ右足を 動かすように諭すも
顔なしPM5:00 何が楽しいんだ
夜のネオン街に 見つけた小さな月
いつかの光はまだ 輝いていた

斑と歪の引き算 余りはあの日の想い出
諸行無常と無意味な薄靄(うすもや) 宴に今、暗幕降ろして

春風は瞬く 秒針が進む様に
紐結んでみれば 広がる白い花
埋もれた3ページ もう一度の都は
無地から始まる 新たな明日

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

玉砕論理

ボカロ作品三作目の歌詞さん

閲覧数:182

投稿日:2012/04/06 18:00:08

文字数:463文字

カテゴリ:歌詞

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