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15件
誰にも気付かれず
心の奥の方
小さな箱の中で
大事にしてたんだ
あなたのくれるもの
優しい音がする
種から顔出してた
芽生えた恋の花
雨風にも 怯まない
抱きしめれば 輝くよ...想いのしるし
くる
はにかむ笑顔に
海は揺らめいて
遠くの潮騒に
夏の少女は歌う
「楽しいから」と泣く
砂浜を走る
黄昏過ぎて 今
夏の少女は消えた
はにかむえがおに
うみわゆらめいて...夏の少女
くる
数多の星は消えた
幾千の日々
どれほど闇を拭い
越えてきたのか
誰のために まだ
生きてゆける
祈る想いさえ
届かなくて
数多の星は光る
孤独を抱いて...数多の星
くる
朝もやの中へと
漕ぎ出す船がある
はぐれた渡り鳥
力尽きて落ちる
目を閉じて 横たわる
翼は動かない
傷ついた鳥は もう
飛ぶことができない
海原はいつもと
変わりなく 輝く...海原
くる
歩き続けてた
何も見えずに
架かる 桟橋に
夜は更ける
何処へ帰るのか
人は知らずに
いくつの過ち
たどるだろう
痛む心 なだめて
すさぶ心 鎮めて...桟橋
くる
さよならの
丘に立ち
もう一度
始めてみよう
この街が
好きだから
背を向けずに
歩いてゆこう
繰り返す
悲しみは...さよならの丘
くる
夜空の中を
駆け抜けてゆく
叶わぬ夢も
あらゆる過去も
疲れた翼
心を閉じて
おやすみなさい
わたしの胸で
眠れよ 眠れ
よぞらのなかお...わたしの胸で
くる
夜明けの街を
寄り添い見てた
いくつの空を
憶えてるだろう
縮んだセーターも
栞の押し花も
二人で数えた日々も
愛の片割れ
群衆(ひと)の隙間で
季節外れの...愛の片割れ
くる
雪がとけ
動き出す 大地
澄み渡る
羽ばたきの音
響き合う
命のワルツ
生命が
あふれてく
春が目覚める
うららかに...命のワルツ
くる
落ち葉を踏む
足がとまる
木枯らしが吹き抜ける
あなたは言う
痛いくらいね
冷たい 胸が
僕はまだ気付かずに
風邪をひいた
あなたの目が
すり抜けてく...愛よりも
くる
夜明けの街を
寄り添い見てた
いくつの空を
憶えてるだろう
縮んだセーターも
栞の押し花も
二人で数えた日々も
愛の片割れ
群衆(ひと)の隙間で
季節外れの...愛の片割れ
くる
君が生まれた日
とても嬉しくて
溢れる想いが
涙にのまれた
この世に一人の
大切な君へ
何も恐れずに
生きていけばいい
きみがうまれたひ
とてもうれしくて...大切な君へ
くる
零れ落ちてゆく
胸の隙間に
眠りの中へと
辿る道筋
遠い記憶の
時を紡いで
抱かれるように
くるまれたなら
優しいふりして
寂しさ寄り添う...眠り
くる
零れ落ちてゆく
胸の隙間に
眠りの中へと
辿る道筋
遠い記憶の
時を紡いで
抱かれるように
くるまれたなら
優しいふりして
寂しさ寄り添う...眠り
くる
冬の花は月に散りて 君は夜に何を思う
黒く澄んだ夜空に響く鐘の音
薄氷(うすらい)の鏡には真円の月
流れなき水なれど澱みを知らず
光をよそに咲くは月影の花
静寂の中に満ちた欠片をひとつふたつ
指折り数える 記憶の眠る星たちに見立てて
冬の花は月に散りて 君は夜に何を思う
白いひとひら雪に混じり 水面...冬花散月
CHI-TA/arctan_P