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オンガク
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誰かが言っていたような気がする 人が死ぬときは忘れられたときだって まるで過ぎた日々みたいに笑った ある季節の斜陽を浴びた 退屈気な乾いた髪の隙間から 淡い空まで落っこちていく 覗いたどこにもいない昨日は 平行な線を気だるげに伸ばしていた 塞いだ手から溢れ出す差す茜とともに 幻想に紛れるように揺れて...
茜差す
抹茶丸