タグ:鏡音10周年
10件
降りそそいだ幾千もの星たち
街中のいたるところ
冬の装い華やかにおしゃれをして
人々も楽しそうに
僕は一人静かに抜け出して
街外れの高台に上る
あの日見た空の彼方
今でもそこに僕たちの愛がある
永遠に続いていく時間の中を
手を取り合い旅する...クリスマスキャロル
きみっふぃー
夏風が草葉を撫ぜる
岡辺の白いテラス
わたし一人ただ濃い影を落としてる
ミルクティーとアップルパイで過ごす
まどろみから覚めたひと時の午後
突然に羽ばたいたシギの子が飛び立つと
照りつける太陽を刹那さえぎっていった
蝉の声、青空の果て
遠くへ吸い込まれる
高く高くただどこまでも溶けていく...残暑見舞い
きみっふぃー
僕は待ちわびる 君の帰る場所
人が死に絶えて 幾年過ぎただろう
君が乗った星間飛行探査船が旅立って
数年後にとても大きな戦争が始まった
大地と空を焼き尽くして
宇宙船を格納する為の自立プログラムの
僕が一人 希望を待つ君の帰る場所
きみっふぃー
登校初日からついてないわ
ヘアピン忘れて慌てて逆戻り
登校初日からついてないよ
寝癖と格闘してたら8時過ぎ
息を切らして
駆け込んだ電車は
予定したより
2本遅れかな
ちょっと待ってこれって初日から遅刻の
アホな子なんて呼ばれるヤツだよ...がっこがはじまる
きみっふぃー
昼過ぎ5時限目、教室に戻る気分にはなれなくて
人影の絶えた湿った臭いの旧校舎には
からっぽの本棚がならぶ図書室
扉を開いて中に入ると
窓辺にたたずむあの子がいたの
いつも通り今日も私の隣で
天使が微笑の花束を
振りまいてる姿が可愛らしくて
抱き寄せ耳元でささやくの
いつもあなたの先輩なんて言い方はや...あの子は私だけの天使ちゃんだもの
きみっふぃー
雪華咲く徒花よ散り行くのなら
朱と弾けて土に還るわ せめて私を共に連れ行け雪華
きみっふぃー
凍りついたアスファルトの足音は静かに
一人歩く午前4時の人気の絶えた街角
二つ先の路地を曲がり月明かりの広場
希望の木と名付けられた樅の枝葉が震える
日が昇れば溶けて消える君がここに生れ落ちた
氷のように透き通った指先空をなぞれば
Last lovers 愛を歌う花開く
星座を渡る鳥のようなくちびる...Last lovers
きみっふぃー
にゃ にゃ ミーナ にゃ にゃ ミーナ
僕たちの隠れ家のちいさなちいさな管理人さん
ふたりの足音聞きつけいつもの出迎え
長いしっぽピンと足元に擦り寄って
ごろごろにゃぁんとご挨拶
ポケットの中のビスケット ポンと叩けば
ミーナ自慢のまたたび茶
さあさ不思議なお茶会が今宵も始まる
3人だけが知ってる秘...猫のミーナ
きみっふぃー
海の底のような蒼い雪が降り積もる
ここは死者のために定められたディストピア
聖者の魂を屠ることで燃え上がる
オフェリアの涙が世界樹を育むだろう
彼の地へと誘う歌声に導かれ
刻まれた刻印を輪廻の輪が掠める
退廃と背徳を統べる地獄の王よ
呪われた門番をその手から解き放て
海の底のような蒼い雪が降り積もる...オフェリアの涙
きみっふぃー
Smile, smile, more smile!
一枚のガラス越しに手のひらを合わせればボクたちは恋をする
初めてのデートの日 君は子供みたく
無邪気にはしゃいで喜んでくれたね
彼とケンカした日は 君も一緒になって
怒ってくれたし泣いてもくれたよね
だけど、なんで?
今日に限って君は
キラキラした...Smile!
きみっふぃー