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38件
破れた翼
明日もゆくわ
あなたの胸で
眠りにつこう
遥かな空の
海を渡って
夢のしじまを
あなたと共に
はぐれた翼
明日も待つわ...あなたと共に
くる
いにしえの時を越えて
粛々と流るる川
生まれゆく 生命を
あたたかく 見つめてる
雨粒が木々を伝い
いつの日か 一つになる
紡いでる ...いにしえの時を越えて
くる
人はみな誰も
寂しさの花が
揺れる胸 感じるまま
歩いてゆくの
遠ざかる 夢と
華やいだ季節
忘れない 景色がある
瞳の中に
人はみな誰も
大空を仰ぎ...瞳の中に
くる
凍えた涙も
いつかは笑顔に
割れてた大地に また
優しい風吹く
光を求めて
歩いてゆけるはずさ
信じていられる
力をください 生きてる
怯える生命(いのち)は
さ迷い続ける...生きてゆく日々
くる
閉じたままの
物語を
開くように
差し込む朝
鏡の前に立つ
私を送り出す
挑む 心強く
笑ってよ
遠く 滲む
地平線の...光の中へ
くる
果てしなく 果てしなく
一路を飛び続けてゆく
希望という光
宿して 瞳輝く
凍えて ちぎれて
倒れた夢もある
求めて 抱きしめ
誰のためにゆくのか
焼けつく空を渡り
突き刺す風の中を...翼
くる
雨粒が優しく
地面を叩いてる
世界はささやく
会話をしているように
彩る しずくが
流れて 弾けて
アートしてる
並んだ小鳥たち
枝先で憩い
木の葉の匂いが...雨粒の世界
くる
それを思い出すのは
土に還る日でしょう
人は悲しいものです
生まれた意味を忘れ
長い旅路を繋いで
此処で歩むと決めた
共にあらゆる生命と
心ゆくまで生きる
それおおもいだすのわ
つちにかえるひでしょう...それを思い出すのは
くる
限りなく
ブルーの
優しさを
信じて
守りたい
人がいる
みな ここに
生まれた
果てしなく
泣きたい...Blue
くる
水色の
木漏れ日
見上げれば
輝く
動き出す
未来へと
手のひらを
開いて
音もなく
包むよ...音色
くる
まだ寒い風
吹いている
春 冬の芽に
隠れてる
葉を脱ぎ捨てた
落葉樹
春 見つけたよ
枝の先
手で触れてみる
ぬくもりに...冬芽
くる
旅人は まだ
歩き続けてる
遠い遠い大地の
空の下
悲しみの中
なぜに生きてゆくの
涙流れた 頬に
キスしてくれた
瞳閉じて
真似してみるの...旅人
くる
瞳の中には
何が映る
見えない世界に
何を灯す
尽きる時間
喘ぐ命
愛のために
生きる魂
ひとみのなかにわ
なにがうつる...生きる魂
くる
あぁ溢れそうな
あぁ闇の中で
希望の名の
星は光る
さぁ 歩きだして
さぁ 前を向いて
あなたの住む
ガラスの海
流れてゆく
時を見つめ...希望の名
くる
心よ 恐れるな
幸せであれ
親愛なる人へ
祈っている
手のひらをかざして見てる
あの空もあたたかくなる
メッセージ
どこかにあなたを感じる
ある全て 言葉でも
きっと届かない...親愛なる人へ
くる
グラスを傾けて
身体を預けたら
あなたの肩の上で
声を聞いているの
グラスはまがいもの
ありもしない夢を
それらしく映すから
帰れなくなるわ
今夜も飲みましょうね
カラリ 氷 溶ける...グラス
くる
薄暮れてく川面に
明日の光 見つめた
夢のままで あの日が
佇んでいる 鳥のように
霞みの向こうの
あの人に逢いたい
ふと胸に降りてくるのは
果てしのない慕情
撫でる風は優しく
まだ心は浮き立つ...慕情
くる
もたれ掛かる カーテン越し
風の音が 優しく聞こえる
こんな日は過去が
話しかけるわ
時の窓辺
あたたかい午後に
少しばかり 後悔あり
胸に残る 愛する人たち
今は遠い日を
見守るように...時の窓辺
くる
どこかの国の遥か
遠くの星たち
降りしきる雨の中
震えているのか
その命よ
灯りともせ
せめて その身
あたためてよ
名もなき君の歌を
絶やさず 聞かせてくれ...星の歌
くる
古い校舎の
窓辺でいつも
寄りかかりながら
話していたね
木の葉が雨をはじく
優しい音が好きよ
君が差し出した手は
細く輝いていた
いつしか時が
僕らを連れて...明日もずっと
くる
雪降る夜に
別れたの
風吹く街が
冷たいね
あなたの名前を
呼んだのに 夢の人
想い出ばかりの
六花(むつのはな)
夜明け前 背中が見える
始発駅 行かないで...六花
くる
眠る街は
魚のよう
空の底で
息をしてる
剥がれ落ちた季節
ついばむ鳥の群れ
夜明け前の光
満ちてゆく
忘れかけた
過去(きのう)の夢...眠る街
くる
雪が舞う
寒空に
凍えた翼
風を切る鳥
いつか見た
春を 胸に
遥かな海が
咽び哭くよ
立ち上がる
波しぶき...いつか見た春
くる
あなたを忘れない
遥かに離れても
果てない海原に
一筋の光を
吹き荒れる 波しぶき
涙はちぎれても
雨雲がただれ落ち
行く先を阻めど
真っ白い翼を
広げるように 今...夜明けの風
くる
寄せては返す
うたかたの海
あてもなくて
漂いゆく
夜のしじまに
夢のあとさき
時のループに
あなたの顔
埋(うず)めたまま
私の胸に...夢のあとさき
くる
あふれるほどの
悲しみを
力に変え
希望の花
祈りの朝に
香る風
日は照らす
いつの時も
あふれるほどの
かなしみお...祈りの朝
くる
私はひとり
鳥になり
街の灯りを
見つめます
命の色は何色で
誰のためなの 輝く
この翼
折れるまで
あなたの空が
波打てば...飛翔
くる
雪がとけ
動き出す 大地
澄み渡る
羽ばたきの音
響き合う
命のワルツ
生命が
あふれてく
春が目覚める
うららかに...命のワルツ
くる
シャワーのしずく
落ちる部屋
グラスに残る
余韻だけ
思い出なんか
いらないわ
泣き顔 自分も
好きじゃない
ネオンも消えた
夜更けには...西麻布の夜
くる
春風吹く頃
また逢おうね
季節の岸辺を
流るる河
心に想えば
逢えていると
同じと思うよ
笑顔浮かぶ
花の実 摘み取る
あなたの目に...春風吹く頃
くる
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