堀圭祐の投稿作品一覧
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月は青くかげる夜空に隠れ
闇夜深く彷徨う
枯れた花弁が一枚 暗い闇に落ちてヒラリ
手を伸ばせば溶けて消えてく 儚い夢の屑
そのすべてを受け止めるのは わたしなのでしょう
その言葉で私のすべてを操れると思わないで
慰めとか期待とか 優しささえ必要としてないから
暗い途方に暮れた夜 雪の上足跡たどる
零...雪屑
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今、君がそこで泣いているのは
昨日の失敗じゃなくて
さよならしきゃいけないからだったらいいな
なんて、ぼくは思っているよ
こんな、ぼくはもう必要でないなら
気づいてないかもしれないけど
だれより仲良くしてくれたお返しに
今日は笑顔で行くつもりです
さよなら さよなら
喜んでいいよね?...さよならマスター
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いつもはがっこの帰りに通り過ぎる駄菓子屋さん
今日は一枚コイン握ってちょっと寄り道
秘密の買い物
いつも一緒の友達は今日はバイバイ先にして
ちょっと寄り道
わくわくしちゃう
わたしだけの秘密の時間
この世はいつも不安だね
真面目がいいってわけもなく
時には嘘も言えなきゃダメって...あいすくりん落っことしちゃった
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解けた靴紐気にせずタップするあの人と
今夜はおデート、少しだけわざと遅刻してくの
浮かれたまんまるお月様微笑んで見てる
そろそろ出向いてあげようかしら
(あり?)
いつのまにやらどっかに消えた
どーしよ (ah ha..)
さっきまでいたのに。(oh..no..)
他の女の子にグイグイって連れさられ...妄想おデート
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桜の花、まだ開きませんが
ぼくらありがとうを言いにきました
みんなにとって、とってもとっても大切な
ラストシーンが刻まれる日
ありがとう、とかさよなら、とか
あなたがくれた優しい言葉は
今でも、これから先もずっとずっと
大切な意味があるのです
ぼくらきっとまた会えるはずだよ
涙流しながら君は、笑顔で...桜色の風
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汚いこの通りが賑わったstory
虚辞まみれ一見華やかな為体たち
作り話で儲けた連中は、ここに倒れてる汚い人に気づかない
ある夜、とある常識人があからさまに
気づかないふりをしていたとして、だからといって
私たちの誰が彼を責める
そんな、そんなことできるだろうか?
今まで無関心だったくせに
急に世間...目抜き通りに汚い人間が倒れている
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酸素のない部屋でクビ断破する尋常者
愛想ない社会は馴染めない弱者になんら容赦しない
不安定なつり橋で列を組みなす安定者
個性を露出すれば即刻弾き落される仕組み
ほら、きみはぼくの嫌いな正義面した目で睨むんだ
ほら、きみはどうしていつも自分基準なの?
それがわからない
”私内蔵一つ欠けちゃってるんです...【私、内蔵欠けちゃってるんです】
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腐敗した世界の片隅に幼い日見た偽善者がいる
"無力だな個人の感情論は"
笑いながらそう、ぼくに指差して言った
嘘つきとあざとい正直者が
我を忘れ繰り返す論々破
こんな悲しい夢は、素敵な夜に捨てましょう
あんな嫌いだった自分を好きになれないまま
夜は明ける
あ、嫌々
曖昧で未完成なことばかり...IYA A IYA
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どれくらい理想が濃くたって 冷めない揺るがない心臓
強がってるのはいつも自分信じてるからでしょ?
そのドアを開けたら、ずっと戻れない気がしていたら
夢なんてなんてきっと"ゴミ"と同じ
あれ?いつまでそこにいるの
この夏が終わるころに、同じ時を刻めないけど
ただ、ただ、今 ツタワレ!!
叶えられた君の...夏、ツタワレ!!
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赤いノートに黒い文字、口と兄書いた十歳の夜
いじめっ子たちはいつの間にか 塵と泡屑にキエテチッタ
逃げては逃げては現る、虚像と現実の罪悪感
眠り薬で消えるかな?夢の中まで薬漬け
かすかなひと冬は咲きほこる花色に埋もれ
華やいだ街の絵は 嘘・嘘・嘘
アノコワシッテルゾ
嗚呼 遠ざかる夢は桜のごとく
誰...【鏡音りん・れん】隠し事 出演 黒百合
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雨風吹いた川辺の奥で燃える 夏の日の花弁
いくつの時を辿る道は あの日はしゃいだ通り道
そっと吹けば すぐに零れ落ちそうで
きっと、それは1人で掴めない絆
真夏の夜 月のない空
嵐の後で1人たたずむ
夜風はきっと分かってる
例えば 嘘は地鏡の映し
逃げた日は 戻り行き過ぎ...陽炎日記